韻って固いの?ヒップホップって初心者に分からない単語多くない?
Creepy Nutsのオールナイトニッポン0の日本語ラップ紹介でよく聞く、「ここの韻が固くていいんっすよねー。」
…韻って踏むものじゃないの?
国語の授業で、短歌の説明の時に、韻の話が出てきた気がする。
「ここはこうして韻を踏んでいるんですよ。」という説明を受けた気がする。
学生の頃、韻は踏むものだと習った気がする。
どの国語教師も「これは韻が固いですね。」なんて話をしていなかった。
日本語ラップ紹介を聞いて、「韻が固い」=「韻をたくさん踏んでいる」というのは何となく分かった。
ヒップホップが好きな人は当然の言葉として使っているのかも知れないけれど、初心者には分からない単語が多い。
ヒップホップ初心者が思うに、分からない単語が多いし、どこが面白いのかが分かりづらい。だから自分は理解したくて本を読んだり調べたりした。
ここまでの文章を読んで、「本を読むより曲を聞いた方が良いんじゃない?」って思う気持ちは分かる。もちろん曲も聞いていた。
でも、Creepy Nutsがラジオで楽しそうに話しているヒップホップの内容で分からないところがあって、どこが面白いのかを理解した上で聞くともっと楽しいんだろうなと思った。
今回は自分がヒップホップの面白さをどのように理解していったのか最初の頃のことを書きます。(って書いてる今もまだまだ初心者です…。常に研究です…。)
ヒップホップを学ぶために読んだ本
最初の頃に読んでいたのは、Zeebraさんの本とR-指定さんの本。
『ジブラの日本語ラップメソッド』
まずはZeebraさんの本『ジブラの日本語ラップメソッド』を読んだ。
(補足追加)Kindle Unlimitedの会員は追加料金なし(¥0)で読めるそうです。
一つ一つの解説が丁寧で、初心者にも分かりやすい!
登場する曲を聞きながら読むと、「ここでこう韻を踏んでいるのか!スゴい!」というのが体感しやすい。(韻以外の技術的な話も載っていますが、譜割の話とかは初心者だからなのか、それともリズム感がないのか、難しかった…。いろいろな曲を聞いてから、読み直すと少し理解が深まった。)
以前、ラジオ番組『アフター6ジャンクション』で、Zeebraさんが韻の解説していました。その時の放送が聞ける、Spotifyのリンクはこちら。
特集コーナー:『日本語ラップの“韻"とは何か?』By Zeebra
『Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想──』
次にR-指定さんの本『Rの異常な愛情 ──或る男の日本語ラップについての妄想──』を読んだ。
この本は各アーティストの特徴や、「これはこうなんじゃないかな」というR-指定さんの妄想が書かれていて、ヒップホップを今まであまり聞いてこなかった初心者には難しいところがあった。しかし、この本に出てくるアーティストの曲を掘り下げて聞いて、いろいろな曲を知ることができた。
本を読んで曲を聞いて、ヒップホップのどこが面白いと感じるようになったのかを友達に伝えたいと思うようになった。
しかし、ヒップホップ初心者の友達は、曲をどう聞けば良いのか、
特にどこで韻を踏んでいるのかなかなか分からないと言う。
先ほど書いた本をオススメするのも良いけれど読むのになかなか時間がかかるから、気軽にオススメしづらい。
ヒップホップ初心者にオススメしたい曲
そんな時、最初にオススメしているのが、
餓鬼レンジャーの『ちょっとだけバカ with Creepy Nuts』。
この曲では、タイトルに使われてる、「バカ」と同じ「アア」の母音でたくさんの韻を踏んでいる。
PVの1:25〜1:32にかけて怒涛のように韻を踏んでいてスゴさが分かりやすいと思う。(怒涛のように韻を踏んでるYOSHIさん以上に前で踊ってるタコ神様に目を奪われるかもしれないですが…。ぜひ目を奪われず、耳を奪われてください…。)
「シャバダバ酒場で朝から生」から、怒涛のように「アア」の母音で韻を踏み始めて、ちびまる子ちゃんに出てくる仲間の名前でも踏む。
ヒップホップを聞き始めた頃に聞いて、こういう面白い韻もあるのかと思った。もちろん他にも韻が固いところはたくさんあるので、聞いていて面白い。
「ヒップホップ」のマガジン
「この曲のここが面白い」とか、「ヒップホップでよく使われるこの単語を覚えればヒップホップが聞きやすくなる」とか友達に伝えるくらいの感じで、不定期的に「ヒップホップ」のマガジンに記事を追加しようと考え中。
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