【AI歌謡曲】松任谷由実「卒業写真」
名曲中の名曲だけあってほんとムズかしかったです。
卒業式を境に女の子は必死に毎日一生懸命生きているうちに、なんだか自分がなりたかった自分とは違う自分になっていることに気がつく。
昔はもっと自分の心はピュアで、人の心が自然に分かって、外の世界と内側とはギクシャクすることなく、シームレスにつながっていた。
でも、自分はあの頃よりもきれいになったかもしれないけど、薄皮一枚隔てて外の世界は自分によそよそしくなる一方だった。
そんな日街で見かけた仲の良かったA君。声をかければあの頃に戻れるような気がした。
イラストでは、あえて歌詞に忠実にせずに、「街で見かけた時」を「電車から見るだけ♪」という歌詞の部分とかけあわせて、ドア越しにA君を見かけたけど、はっと気がついた時にはドアが閉まっていた……。というシチュエーションにしてみました。A君は女の子の乗っていた電車には乗らずに、次の急行を待っていたのでしょうか……。
もしドアが閉まる一瞬前に気がついていれば、降りようと思えば降りれたかもしれない。でもそれは「変わってゆく私♪」を、変わらない好きだったA君にさらしてしまうことになる。
そうなったら、私は自分を失っただけでなく思い出までも失ってしまうかも。
ならば、それは永遠に封印することで、壊さずに心のなかに大切にとっておこう……。
そんな切なさが後ろ姿で出せたかどうか……。