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第8回 一番知りたいことはChatGPTは何も知らない!
みかです!今回は内容的に高校生みかにはむずかしかったので、お姉ちゃんの解説に任せます。きっと、お仕事でChatGPTをどうやって使ったら良いか考えている人には、ピンとくる話だと思います。というか、今回はChatGPTで遊ぶというより、ビジネスで使いたい人向けの話になってますので、ご了承ください。
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お姉ちゃんのみこちゃんです!
肝心のところで、終わってます(爆)。
もちろん文字ベースではいくらでも書けるのですが、なにせアマチュア漫画家なので、へとへとになってしまいました(笑)。
それに、こっから先は、一旦話を整理しながらじゃないと伝わらないかな、と思ったからです。
ChatGPTのビジネス活用ですが、今回の漫画で描いたように、ChatGPTは一番肝心な知りたいこと、例えば自分(この記事を読んでくださっているあなた)のことは何も知りません。これは当たり前ですよね。
私達はChatGPTがあまりにもすごすぎるので、何でもできそうに思ってしまうのですが、これは与えられたデータからもっともらしい文章を作る装置に過ぎません。だから、自分のことを聞いたとしても答えてくれないのは当たり前。
それは当たり前なんですが、このことをビジネスで考えてみると、ChatGPTはとんでもない欠陥品、いや、それどころか、仕事ではなんの役にもたたない単なる休み時間の暇つぶしのおもちゃでしかないことに気が付きます。
だって、ビジネスで一番知りたいこととは、自社しか保有していないデータ、例えば経営戦略であったり、顧客のデータであったりについて、最適な回答を知りたいわけです。
ところが、自分しか持っていないデータは、まだChatGPTにインプットされていないので、当然ChatGPTは答えることはできません。もっともらしい、頭の良さそうな答え方をしてくれますが、肝心の聞きたいことについては何も答えてくれない優秀なおもちゃ。少なくともビジネスシーンにおいてChatGPTとはそういう存在だということをはっきり認識しない限り、ビジネスでChatGPTを使いこなすということは金輪際ありえないと言っていいでしょう。
ChatGPTが進化したら、それも解決できるかというと、まったくそんなことはありません。
ChatGPTがまたいずれ進化したら……と漠然と考えている人が多いのですが、ChatGPTリリースしてるとこのトップ自身がChatGPTの進化はもう止まっていて、ChatGPT5ないと明言しています。
ChatGPTは4で終わりで「GPT-5」ってのはない、というのは意外と知られていない。https://t.co/XskGz8LbJX
— みこちゃんのAI勝つ妖術(活用術) (@yukkymarketing) June 10, 2023
だって考えてみてください!最重要ポイントはここです。
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ChatGPTがバージョンアップして、やがて自社しか知り得ない情報についても答えてくれるとしたら、それは完全に社外秘情報の社外漏洩状態です!
つまり、ChatGPTを進化させなければいけないのは、OpenAIという会社ではなく、個々の企業なのです。
ここに気が付かないと、永遠にChatGPTがビジネスシーンで使いこなせず、永遠に検討中となってしまいます。
それが、前回の記事のこの状態です。
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「ChatGPTの利用を禁止する企業は16%、調査では禁止の理由が明らかに」
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「ChatGPTの利用を禁止する企業は16%、調査では禁止の理由が明らかに」
私は前回の記事でこう書きました。
1番が利用ルールが整備されていない、2番が機密情報の漏洩リスクで、大切なのはこれは、経営判断に関わることだということです。
逆に言えば、機密情報を処理して自社にとって最高の回答を出してくれるChatGPTでないと、使っても経営的には意味がないということです。
そのためには、自社のデータをChatGPTに処理させるにはどうしたら良いか、という方向で考えることが絶対に必要になってきます。
実は、マイクロソフトやグーグルが本当に狙っているのはそこのソリューションビジネスです。
そして、生成AIが産業革命に匹敵する大革新を起こすのも、その、各社にオリジナルChatGPTがどんどん出来上がっていくことにほかなりません。
すでに、そのあたりに先鞭をつけ、独走状態に入りかけている企業もあります。
例えばここなんかそうですね。
みこちゃんが日本企業でいま、もっとも注目している会社さんです。
もうそろそろ、ChatGPTのいじり方、プロンプトをどうしようか……とかをビジネスシーンでやっている時代は終わりだと思います。というか、すでに終わってます。
生成AIを使ってどうやって本物のDXを実現するか、という視点が企業のChatGPT活用では不可欠な段階にすでに入っています。
次回以降、このあたりを漫画でやさしく噛み砕きながら解説していきたいと思います。
〜٩(ˊᗜˋ*)و