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(゚0゚)速読力も「記憶術」とセットでないと完全に無意味になっちゃうよ!

勉強の方針の大原則は健康維持の三大栄養素と同じ!


 勉強やビジネスをうまくやりたい!自分の力を効果的にパワーアップしたい。こう考える人にとって、一見関係なさそうな生物学がすごく役に立ちます。

 それはリービッヒの最小律というものです。

 これは簡単に言うと、生物の成長は、1番足りない栄養分に左右されるから、1番足りない栄養分を足さない限りどんなにほかの栄養分を足してもダメだよ!っていう理論です(実証済み)。

 例えば、人間にとっての三大栄養素はタンパク質、炭水化物、脂質です。和食の人であれば、しゃけ(タンパク質、脂質)、ごはん(炭水化物)、味噌汁(タンパク質)、洋食派は、パン(炭水化物)、ベーコンエッグ(タンパク質)、サラダ(ドレッシングで脂質)となります。

なにか特定のものに集中し過ぎても無駄になる

 フィットネスでムキムキになりたい人がよく陥る初歩的な栄養学的な間違いが、筋肉をつけたいからといって、脂質と炭水化物を全く摂取せず、プロテインばかりがぶ飲みするというものです。腹筋のシックスパックのキレも良くなるから炭水化物はゼロにするという考え方ですね。

 でもこれは、リービッヒの最小律によってもろくも崩れ去ります。炭水化物が0摂取ならば、死ぬほどプロテイン飲んでもタンパク質も0摂取と同じになります(完全にお金をドブに捨てている)。

 この衝撃の事実を分かりやすくイメージ化したのがドベネックの桶というものです。

炭水化物の防御線が低いので栄養が漏れるってこと

 炭水化物は脂肪に変質するとか(これは栄養学的には正しい)、脂肪は体脂肪に変わる(これは世間で絶対的真理と思われていますが栄養学的にも完全に間違いです。脂(あぶら)分をいくら摂取しても人間は太りません)という理由で、極端に炭水化物を減らすケトン式ダイエットももやりすぎると、ドベネックの桶状態になり、栄養失調になります。

 いくらタンパク質と脂質で補っても、リービッヒの最小律の法則により、栄養素は炭水化物の水準に合わされる(過剰摂取されたものは全部尿となって体外に放出される)からです。

勉強にもバランスが必要!

 これと同じことは 勉強やビジネスをうまくやりたい!自分の力を効果的にパワーアップしたいという人にもいえます。

 特に最近は速読ブームですから、速読ばかりやろうとする人には、こういうことが起きます。


記憶力のバリアが低いので、そこから他の能力が漏れてしまう

 いくら速く読めても、読んだ後何も覚えていないのであれば、読まないのと同じですよね。これはよく聞く話ですが、このよく聞く言葉をリービッヒの最小律とドベネックの桶で考えるとすごく納得できます。

 そして、記憶についてはただでさえ、こういう定説があります。

画像出典:代々木ゼミナールサイト

 記憶することの大切さは誰もがわかっているわけですが、記憶をテクニックとしてしっかり身に付けている人はすごく少ないです。

まとめ なにか新しい勉強、習い事、生活習慣を身につけるなら記憶術もセットでやった方がいい

 というわけで、まとめとしては、新しいことをやるのならそれをしっかり記憶するということにも、同じくらいの努力を割く方がよい、ということです。

 筋肉マニアの人が炭水化物が0摂取ならば、死ぬほどプロテイン飲んでもタンパク質も0摂取と同じなるという完全にお金をドブに捨てている状態になるのと同様、勉強マニア、資格マニア、自己啓発マニアの人は、記憶についても関心を持っておかないと、同じくお金をドブに捨てている状態に陥る危険性があります。

 特に独学の人は、小テストがあったり、仲間と達成度を確認したりといったことがありませんので、注意が必要かもしれません。

 ぜひ、みこちゃんが最近楽しくなって凝っている(^-^)、記憶術の面白さ、大切さに目を向けてみてはどうでしょうか。

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