Vol.2 "Ich"の動詞
超ゆっくりドイツ語入門講座へようこそ!
第2回目は、"Ich"(わたしは)の「動詞」についてです。
英語と同じように、ドイツ語も主語によって、動詞が変化します。今回は、「わたしは~ます」について勉強します。
ドイツ語の動詞は、原型の語尾がすべて「~en」で終わるという特徴があります。例を見てみましょう。
【例】食べる essen (エッセン)、読む lesen(レーゼン)、来る kommen(コメン)生活する leben(レーベン)。見事に全部、動詞が「~en」で終わっていますね。これが、原型です。
では、「Ich」(わたしは)の時に、動詞はどうなるでしょうか。
「Ich」の時、動詞の語尾は「~e」で終わります。原型の「~en」から、最後の文字である「n」を消せばいいだけです。
実際に、文を作ってみましょう。
Ich esse. (わたしは食べる「イー、エッセ」)
原型の"essen"(食べる)の「~en」が「~e」になっています。続けて、練習してみましょう。
① kommen(来る)の時: Ich( ).
② lesen(読む)の時: Ich( ).
③ leben(生活する)の時: Ich( ).
…できましたか?答えは、以下の通りです。
① kommen(来る)の時: Ich( komme ). (イー、コメ)
② lesen(読む)の時: Ich( lese ). (イー、レーゼ)
③ leben(生活する)の時: Ich( lebe ). (イー、レーベ)
次に、上の動詞を使って、文を暗記してみましょう。
①「(今からそちらに)行くね!」「Ich komme!」(イー、コメ)
②「(今ちょうど書物を)読んでるよ」「Ich lese.」(イー、レーゼ)
③「わたし、名古屋に住んでるよ。」「Ich lebe in Nagoya.」(イー、レーベ、イン、ナゴーヤ)
ドイツ語上達のポイントは、日常会話で使われるフレーズのまま、できるだけ暗記することです。単語単語で覚えるのではなく、日本語とドイツ語を文章としてセットで覚えます。語学最高峰の同時通訳者も、この方法で学んでいますので、おすすめの学習法です。
では、暗記のチェック。
① 「(今からそちらに)行くね!」
② 「(今ちょうど書物を)読んでるよ」
③ 「わたし、名古屋に住んでるよ。」
続けて、応用編です。
④ 「どこに住んでるの?」という質問に答えてください。
⑤ 雑誌を読んでいるあなたに対して、「何してるの?」と友人が質問してきました。返事をしてください。
⑥ 友人があなたを呼んでいます。「今行く~」と返事をしてください。
⑦ 「わたし、東京にすんでいるんだけど、あなたは?」に対して、返事をしてください。
⑧ 「ねぇ、まだ~?」に対して、「今行くよ」と答えてください。
⑨ 本を読んでたら、電話がかかってきました。「今、なにしてる?」と聞かれました。何と答えますか?
答えは、以下の通りです。
①「(今からそちらに)行くね!」
【答】「Ich komme!」(イー、コメ)
②「(今ちょうど書物を)読んでるよ」
【答】「Ich lese.」(イー、レーゼ)
③「わたし、名古屋に住んでるよ。」
【答】「Ich lebe in Nagoya.」(イー、レーベ、イン、ナゴーヤ)
④ 「どこに住んでるの?」という質問に答えてください。
【答】「Ich lebe in....」 (イー、レーベ、イン+場所の名前)
⑤ 雑誌を読んでいるあなたに対して、「何してるの?」と友人が質問してきました。返事をしてください。
【答】「Ich lese.」(イー、レーゼ)
⑥ 友人があなたを呼んでいます。「今行く~」と返事をしてください。
【答】「Ich komme.」(イー、コメ)
⑦ 「わたし、東京に住んでいるんだけど、あなたは?」に対して、返事をしてください。
【答】「Ich lebe in...」(イー、レーベ、イン+場所の名前)
⑧ 「ねぇ、まだ~?」に対して、「今行くよ」と答えてください。
【答】「Ich komme!」(イー、コメ)
⑨ 本を読んでたら、電話がかかってきました。「今、なにしてる?」と聞かれました。何と答えますか?
【答】「Ich lese.」(イー、レーゼ)
いかがでしたか。
練習していて、「kommen」は「来る」なのに、「行く」の意味で使っているのは、どうしてだろう?と疑問に思った方がいらっしゃったかもしれません。ドイツ語では、「話し手のところ」に「行く」ときは、「来る」といいます。これについては、また詳しく解説しようと思いますが、とにかく「kommen」には、「行く」と「来る」の両方の意味があることを覚えておいてください。
語学習得には、いくつも大事なポイントがありますが、そのひとつが、イメージとフレーズを同時に覚えることです。ですから、シチュエーションを思い浮かべながら、学習したフレーズを練習するのがおすすめです。そうすれば、日常の会話の中で、必要なときにスッと口からフレーズが出てくるようになります。
次回も、お楽しみに~☺