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丁寧な暮らしをして心を充電する

3歳の娘がいるので、土日は平日よりも体力と気力を使います。

金曜日の朝。普段は5時半に起きるのですが、どうしても起きられませんでした。

(このままもコンディションでは、土日が保たない・・・)

幸い、その日は重要な会議も大きな仕事も入っていなかったので、思い切って仕事を休むことにしました。

娘や自分の体調不良以外で仕事を休むなんて結構なハードルです。

いつもは上司や一緒に実験を進めている学生のことを考えてなんだかんだ自分を騙して無理して働いてしまっていたのですが、
この前日に、「自分を世界一幸せにする選択をする」という趣旨の本を読んでいたからできた、私にとってはちょっと勇気のいる決断でした。

自分の心が、休みたいと言っているので、自分を幸せにするために、心の声に従ってみることにしたのです。

寝起きでご機嫌ななめの娘の機嫌をとりながら、どうにか朝ごはんを食べさせて保育園に預けました。

この瞬間のホッとした気持ちたるや、子育て中の親はきっと誰もが感じているのではと思います。

保育園の近くにあるスーパーに寄って、必要なものを買い、子供がいないとこんなにスムーズに買い物できるのかと感動しました。

そして家に帰りつき、普段時間があったらしたかったけど、できていなかったことを思いっきりしました。


まずは娘に怖がられていつも3分でとっていたフェイスパックを20分きっちり装着しました。ついでにフェイスマッサージも。

洗濯機を2回、回してシーツを洗濯してスッキリ。

細かいところや汚れを丁寧に擦って念入りに掃除してさらにスッキリ。

玄関を丁寧に拭いて、ベランダの土も掃いて、雑巾で拭き上げ、youtubeで丁寧な暮らしをしている人のようになれている気がして自己肯定感爆上がりです。

コーヒーを淹れてお菓子をつまみながら、読めていなかった本を手に取りゆっくり読書をしました。

これだけ家事をこなしたら疲れるかと思いきや、部屋を綺麗にすると、連動して心も整うのか、さらに元気が出てくるから不思議です。

少し距離のあるお花屋さんに行き、植木の花をいくつか新調し、ベランダの花壇を植え替えました。(猛暑で花が全滅し、ハーブと木だけの緑一色になっていたのです。)

そして、娘がいたら絶対いけないブランドの食器をウィンドウショッピングへ。

見ているだけで元気になるポップな柄のマリメッコの食器やファブリックに癒されました。

出かける前に北欧の本を二冊読んでいたので、フィンランドの生活に思いを馳せながら、マリメッコの良さがより沁みました。

ふと、ウニッコの黄色とピンクのお花がモチーフのキーホルダーが目に留まりました。

ネットでも偶然見つけて気になっていたけれど高くて諦めていたマリメッコのキーホルダー。

約8000円。高い。

店員さんによると最後の一個とのこと。

いつもなら、なくても生きていけるものは買わない、と諦めるのですが、

「自分を世界一幸せにする選択をする」という言葉に後押しされ、思い切って購入しました。

早速、1年以上使って黒ずんできていた300均で買ったさくらんぼの布製のキーホルダーから鍵を外し、マリメッコのキーホルダーに付け替えました。

同じ家の鍵なのに、なんだか立派な家に住んでいるのを連想させる鍵になったようで、鍵が誇らしくしているように見えました。

鍵は毎日使うので、マリメッコのキーホルダーをみるたびに「自分を世界一幸せにする選択をした私」が連想され、自信になります。

娘が泣き止まずに、飲食店を追い出されて何も食べられずに帰宅した日も、雨の中両手が塞がるほど荷物を持っているのに抱っこをせがまれてふらふらになりながら帰宅した日も、
娘の数えきれないわがままと泣き叫びに心がすり減った日も、
毎日鍵を使うたびにマリメッコは私に元気をくれます。

贅沢はよくないけれど、自分を毎日元気にするためにした買った物は、時間が経って見てもずっと宝物で、やっぱり買って良かったと思います。

今までこれでいいや、という安い物ばかり選択していたのか、選択の連続と言われる人生そのものも「これでいい」になってしまっていた気がします。

口座の残高と未来の心配ばかりして生きるのではなく、今幸せになる決断をするのは、結構大変ですが、えいや!としてみると新しい発見がありました。

今日もマリメッコのキーホルダーは誇らしげにキラキラして私を元気づけてくれます。


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