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【読書メモ】ウィリアム・アイリッシュさん『幻の女』早川書房
「死刑執行日の◯日前」が並ぶ目次を見て、大興奮して読み始めた。
「バーで出会った女性と食事をし観劇をして帰ってくると妻が何者かに殺されていた。」
そう必死に訴える夫のアリバイを証明できるのは、共に過ごした女性だけ。しかし、彼女の名前も連絡先も分からない。夫は妻を殺害した罪で捕まり、死刑を言い渡される。
死刑執行日までに彼女を見つけ出し、アリバイを証明出来るか?
初版は1942年出版。
えっ?83年前に出版された小説なの?
Kindleで読み終えて奥付け見たときは、電子書籍としての出版年が書かれていたから、驚かなかったけど、ウィリアム・アイリッシュさんを調べていたら、『幻の女』の初版年が出てきて、えっ?となった。
文体は確かに古めかしいけど、そんなに前のお話だったなんて。
コイツ怪しくね?と思った人とは、全く別の人が犯人で、はぁ?おーーまーーえーーかーーーー!と叫んだ。
すごいなー。
見事にだまされて、悔しいけど、悔しいけど、それがまた嬉しい。
それにしても、やっぱり恋愛は不変のテーマなんだなぁ。
80年以上経っても読まれるってすごい。
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