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【Voicy配信】打ちのめされた、妖しく美しいメゾンマルジェラ エキシビジョン

先日開催された「Artisanal 2024 Exhibition Tokyo」を鑑賞し、圧倒され、打ちのめされ、勇気をもらいました。

予約優先制。人気でどの予約枠も空いてなく、当日キャンセル枠を待とうかと考えたものの長蛇の列で一度諦めましたが、予約画面のリロードを押し続けた夫のおかげで運良く空き枠が出た瞬間に予約ができました。

会場に入ると外の明かりはシャットダウンされ、壁面がすべて黒く僅かなダウンライトがポツリポツリとあるのみ。妖しく妖艶な雰囲気と甘い香りにより一瞬で世界観に引き込まれました。
手渡されたのは会場内のマップ、クルクルとまかれた紙はしっかりとした紐で結ばれています。

足元も定かでない暗い階段をなんとか登り3階へ。足元を照らす白衣を着たスタッフが待っています。

ジョン•ガリアーノの含みを持たせた低い声による音声ガイド。ガイドというインフォメーション的な役割ではなく、マルジェラの世界に誘う語りかけ。全ての空間作りから、この展示に対する狂気にも似た本気度がヒシヒシと伝わってきます。

お化け屋敷のような暗い空間、真っ直ぐ進むかと思えばそこは鏡。暗い道を通り抜けると「事後解剖」と名づけるに相応しい怪しげなアトリエ空間が。

今期、マルジェラのショーは世の中に大きなインパクトを与えました。実際にショーの映像を見ていない方も、tiktokなどでマルジェラのメイクを真似している動画を見たことがあるかもしれません。
ファッションに興味がない人にまでどよめきを与えるジョン•ガリアーノ。
今回の展示では、ジョン•ガリアーノの着想源となるインスピレーションウォール(本や写真など)や、ショーのストーリー、「エモーショナルカッティング」や「アクアレリング」という独自の技術を、展示によって解剖していました。

書ききれないので今週土曜日のVoicyで話ししています、よかったら聞いてください。


その後、ジョン・ガリアーノの映画も見ました。

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サポートいただいたら息子とのお出かけに使いたいと思います、そしたらまた絵を描きたいと思います✨