失恋4
死んでほしいと願えないくらいに
愛と交換しながら君を想っている
傷つくから言わないようにしてほしいという言葉を知るたびに
優しい人以外になれない理不尽さを君は分かっていない
その理不尽さを、かわいいと思えたなら、
私のことを、かわいいと、思ってくれただろうか
君のことを100%否定する言葉を持てるだけ
一緒にいられたならよかったのに
君のことを100年かけて嫌いになるほど
一緒にいられたならよかったのに
そうできたなら、「愛してる」の言葉で君を裏切れたのに
聞こえない声 見えない姿 届かない想い
もう君が生きていても、死んでいても、知る事はない
呼吸する音 心臓の鼓動 消えない記憶
もう君が幸せでも、不幸でも、関係はない
君のことを100%肯定する言葉はひとつだけ
きっと、君も願っていたことだと思いたい
かわいそうな人を避けて通れば、幸せになれる世界などに
恋愛など存在しない