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【CAN-SLIM】FND - Floor & Decor Holdings
2つ目のnoteを書いてみます。前回はZoomInfoについてCAN-SLIMしてみたのですが、後から見返すと数値が少し変だったりすることがあったので、今回は決算資料を見てExcelにまとめてみました。(本当はきれいなグラフを載せたいのですが、無料のブラウザ版で作業しているため、グラフは作っていません…)
今後、いろいろ改善していきたいと思います。
今回は、Floor & Decor Holdings(ティッカー:FND)について、CAN-SLIMしてみたいと思います。ハイパーグロース株は諸先輩方が素晴らしい記事を作ってくれているので、あまりやられていなさそうなものを題材にします。
この銘柄を選んだ理由としては、
Near pivotの銘柄をぱっと見👀
— ゆっき🇺🇸🔰オニール軍ATH Hunter (@yukki_us_invest) September 8, 2021
この中なら $FND が気になる。$FND
・売上/EPS 7四半期連続beat
・EPSの成長率も良い👌年率だと25%程度なので、問題ないかな。
・RS 90。高止まり中🤔 https://t.co/IoohrSxd2P pic.twitter.com/lgk09yHKtu
「オニールの猫」さんが日々更新してくれているnoteのNear Pivotの中から、成長率など良さそうだったため、これにしました。Pivotを抜ける可能性もあるため、その時の参考になればと思います。
CAN-SLIMを始める前に、Floor & Decor Holdingsがどんな会社なのか簡単に見ていきます。
FNDはタイルや石などの硬フローリング材のリテールを行っています。選りすぐった材料を世界から取り寄せ、低価格で提供する形態です。また、工具や関連アクセサリーなどの必要部材も取り揃えています。2000年にアトランタで創業されています。
①C(Current Quarterly Earnings)
・直近四半期のEPSは、前年同期比でどれだけ伸びたか?(最低でも20%)
・売上が直近四半期に少なくとも25%以上増加しているor売上増加率が直近3四半期で加速している。
【結果】
・EPS:「〇」
107.4%('20/3Q)→80.8%('20/4Q)→100.0%('21/1Q)→461.5%('21/2Q)
・Revenue:「〇」「
31.4%('20/3Q)→37.3%('20/4Q)→41.0%('21/1Q)→86.0%('21/2Q)
※作成したExcelを貼りますが、小さくて見にくいです…
②A(Annual Earnings)
・年間EPSが過去3年連続で増加しているか(25%以上)?
・ROEは最低17%
【結果】
・年間EPS:「△」
40.6%('18)→18.6%('19)→30.4%('20)
※’20で加速するが、’19で25%以下になっているので△とします。
・ROE:「△」
7%('21/6) Net Income…82,916, Stockholders' Equity...1,179,602
19.5%('20) Net Income…194,981, Stockholders' Equity...997,388
※直近四半期では悪いものの、年間でいえば20%近くあります。四半期特有のなにか理由があるのかな?
今回、ROEを算出するにあたり、「マサキン」さんのブログを参考にさせていただきました。また、「バフェットコード」を使うと簡単に調べられます。
③N(New Products, New Management, New Highs)
・生活に革命を起こすような製品、サービスはあるか?
・新経営陣などの変化点はあるか?
・正しいベースを作って新高値に向かっているか?
【結果】
「×」
Press releaseをみると新規出店を定期的に行っていることが見て取れますが、製品群的に目新しさはありません。また、CEOのThomas V. Taylorは2012年よりCEOを務めており、その他Executiveにも大きな変革はないように見えます。
株価について見てみると、ベースを作って新高値128.5まであと少しです。出来高を伴ってブレイクアウトしたら、チャート的には買いポイントと言えます。
<引用:TradingView>
④S(Supply and Demand)
・浮動株はどれほどあるか?
・自社株買いしているか?
・総資本に対する負債比率は?
【結果】
・浮動株:「×」
97.6% ほとんど浮動株であることがわかります。
<引用:Yahoo Finance>
・自社株買い:「×」
発行株式数が減っておらず、自社株買いしていないことがわかります。
<引用:Macrotrends>
・負債比率:「△」
58.5%('17)→52.7%('18)→67.1%('19)→65.4%('20)
※’18→’19に増加したものの、’20は減少しています。基準値をどこに置くか微妙ですね。
<引用:Yahoo Finance>
⑤L(Leader or Leggard)
・レラティブストレングス(RS)が85以上。
【結果】
・RS:「〇」
IBDによるRSは現時点90です。
⑥I(Institutional Sponsorship)
・直近四半期で機関投資家数が著しく増加しているか?
・保有する機関投資家の中に”優秀な”ファンドマネージャーがいるか?
【結果】
・機関投資家:「×」
’20/4頃から急速に増えていますが、直近四半期では横ばいです。
・優秀なファンド:「?」
これは調べ方がよく分かりませんでした…もう少し勉強します。
<引用:Futubull>
⑦M(Market Direstion)
・マーケットの方向性を、主要な平均株価の日足チャートで価格/出来高より判断する。4~5週間で、4~5日の売り抜け(株価上昇を伴わない出来高の増加)があると、下落を始める。
【結果】
「△」
・S&P:4日
・Nasdaq:3日
ここしばらく、売り抜け日はこのあたりをうろうろしています。レイバーデイ明けということもあり、注意が必要ですね。
以上、FNDにおけるCAN-SLIMを実践してみました。売上/EPSにおいては十分な成長がありますが、「N」や「S」ではあまりいい評価にはなりませんでした。
間違いなどあると思いますので、助言/ご指摘いただければ、今後の励みになります。見ていただき、ありがとうございました!