イロアワセ
どうもどうも私です。
12月5日に行われたイロアワセvol.2に両部とも配信で参加しました。
感想と考察ごちゃ混ぜです。
台本読みながらアーカイブ見ると別のtrue endに辿り着きそうなのでこれ書いたらじっくり見ます。
なんなら鶴野大先生のブログも見てません。誰のイロも混じってない私が見た感じた感想100%です。
ではではスタートです。
舞台と朗読とDJとゲーム???
最初企画が発表された時はきぃちゃんが何言ってるか分からなかった。
幕が上がるとあらびっくり、全部が綺麗に合わさって1つのステージとして見事に完成されてた。
全部がシームレスに繋がるのは本当に演出の、構成の妙だと感じた。
ポンコツ西園寺さんと目力ダリアちゃん
天音さんも堀越さんも1度チラッと見たことある程度でほとんど初めましてだったのだけれど、序盤にゲームコーナーがあって演者本人之キャラクターが分かったのはよかったと思う。
役に入った時との違いを感じられるのはオタクとしては嬉しいものなので。
昼の部の開始二言で撃沈する西園寺さん。まさかあのお葬式シナリオでの大活躍を控える中、ポンコツキャラが定着しかけるとは。
ダリアちゃんの目力は凄かった。きぃちゃんが完全に素に戻ってた。内緒だけどちょっと怖かった。
おつる、終始キャラで喋ってたのに運営がとか言っちゃだめじゃない?あと、好きです。
きぃちゃん、カナメのクールな雰囲気はどこへやら、配信で見せてくれるのと変わらない絶叫とポンコツ具合でとっても笑いました。
きぃちゃんの悪い顔と最高の脚
いやあの悪い顔最高すぎた。アリスちゃんを手の平で転がす快感に酔いしれてたね。
そして隠れガーター。某コンテンツでお馴染みの最高の脚案件でした。きぃちゃん足綺麗すぎるんよ。
カナメは何がしたかったのか
ここから考察です。
物語の中でカナメはボスとしてアリスを自分の世界に呼び出し、引き金を引く人物こそ変われど、どちらのendでも終わりを迎えることになります。
逆に考えればアリスさえいなければカナメの世界は続いていくはずだったのにどうして?
寂しかったんだと思います。創造主としてネオエンの世界に居ても、一緒にいるのは分身のダリアと同じような境遇の西園寺のみ。3人いても実質2人ぼっち。
そんな中、恨みや殺意とはいえ自分に全力で感情をぶつけてくれる存在を見つけて。ただ一緒に遊ぶ為の方法がそれしかなかったから結局はアリスによって終わりを迎えることになってしまって。
お昼は西園寺さんが主導権握ってたからカナメにとって良い幕引きではなかったかもしれないけど、夜は納得して終われたのかなって。
それに終わりがあれば始まりもあるわけだしね。
西園寺さんは何がしたかったのか
昼と夜で明確に立ち位置が違う唯一の人。この人のせいでエンディングが変わったと言っても過言ではない。
西園寺さんは現状に退屈して飽きていて。そんな中でアリスがやってきて。そこに刺激を求めたのが昼、終わりを求めたのが夜。
昼はまさに悪女。全てが自分の手の平の上だと思っているカナメをも転がして、アリスも言葉だけで思い通りに動かす。
ダリアちゃんが動き出すであろうことまでも読みきって、カナメとアリスにとてつもない傷跡を残して自分は高笑い。
そりゃ退屈で退屈で仕方ないところにこの上なく面白そうな舞台を目の前で繰り広げられたら楽しいよね。それも自分好みのやつを。
多分カナメがアリスを呼ぶって話をした時には西園寺さんの中ではエンディングが描かれていたんだと思う。カナメと道を違えるって言ってたしね。エンディングを自分の為だけに動かしたのがお昼。
対してカナメの為にエンディングを描いたのが夜。夜の西園寺さんはネオエンの世界は潮時だと感じていたんだと思う。現実と向き合う余裕が出来たのかもしれない。
でも自分から積極的に終わらせようとは思っていなくて。そこにアリスがやってきて。
この人なら望むエンディングをもたらしてくれるかもしれないと賭けたんだと思う。アリスの手伝いもしてたしね。
お昼との違いはここにもあると思う。
アリスの行動をコントロールできたお昼に対して、夜はアリスの決定次第でお昼のようなことになっていたかもしれない。でも西園寺さんは賭けに勝った。
人間自分本位になると悪い事も平気でするし、他人の為を思ったらどこまでも優しくなれる。西園寺さんはそれを体現したキャラクターだった。
ダリアちゃんは何故動けたのか
カナメにスイッチ切られたダリアちゃんが動けた理由。
カナメのサブ垢的なダリアちゃん。カナメはカナメに100%のリソースが注ぎ込まれていて、ダリアはプログラムか何かで上手く動いてるだけだと思ってたみたいだけど違うと思う。
あの世界プレーヤーキャラにはプレーヤーのリソースがゼロということは無いと思うの。だからカナメのリソースの内の何パーセントかがダリアに知らずに注がれていて。それでリンクもちゃんとあって撃たれたらフィードバックもあって。
そんな感じかなって思ってる。
ダリアちゃんはカナメの寂しさが詰まった存在だから。1人が嫌で生み出しただろうし。
なんかこう書くとカナメの考察とも繋がってるように見える。
リスミー
本作最強の伏線かもしれないこの言葉。正直よく分かりません。
物自体は知っています。一応薬のプロなので。
どこまで考えられてるかが分からないんです。睡眠薬はざっくり分けると2種類あって、寝付きを良くするタイプと途中で起きないようにするタイプ。
リスミーは前者。眠れない理由は人それぞれですが、この物語だと現実逃避っぽいなぁって。
それと睡眠薬によくある副作用が悪夢。リスミーには書いてませんけどね。
現実逃避してたら悪い夢に囚われちゃった、なーんて深読みですかね。
#鶴野有紗さんはすごいよ
まあ結局これです。鶴野大先生はすごいんだ。1つの物語に裏の物語を忍ばせて、最後にちょっとだけヒントをくれる。
オタクが好きな考察の余地をめちゃくちゃ残してくれて、そこに気づけると楽しくなって。
物語の作り方として本当に素敵。きちんと終わりを描いてるのに終わらない物語。最高では?
色が合わさってイロアワセ
この企画そのもののテーマであるイロアワセ。きぃちゃんのやりたいことと出来ることにゲストの得意なことを重ねてステージを作り上げる。
堀越さんと天音さんが加えてくれたDJと舞台というイロ。おつるの脚本込の朗読というイロ(コントは違うよ)。
その素敵なイロ達をきぃちゃんが上手いこと方向性を付けて出来上がったイロアワセ。とても綺麗だった。
次があるならまた違ったイロを。