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妊娠中に夫ができる16のこと【前編】

今年の1月に妊娠してから順調に育ちまして、早いもので来週出産予定です。

不妊治療からの念願の第一子です😭 母子手帳をもらいに行ったときは本当に感動しました。詳細は以下をお読みください。

先が見えない不妊治療を経て、やっと出産のスタートに立つことの喜びも束の間、すぐに出産することの大変さを知りました。ここでは、約9ヶ月の間毎日の体調の変化に苦しむ妻を前にして、男である夫が何ができるのかといろいろ模索してきた経験をもとに、「妊娠中に夫ができる16のこと」をご紹介したいと思います。

お腹を痛めて子供を産むことはできませんが、できることはたくさんあります。女性は日々身体の変化が起こるので否が応でも実感がわくと思いますが、男性は身体的な変化はないので、子供が産まれることに対して実感がわきにくいもの。妊娠や出産について、子育てのことを知ることによって、少しずつ父親になるという実感がわくようになるかと思います。

何かの参考になれば嬉しいです。

・【前編】妊娠期(1ヶ月)〜つわり期(2〜4ヶ月)<< こちらの記事(1〜7)
・【後編】安定期(5〜7ヶ月)〜準備期(8〜10ヶ月)<< 近日公開予定(8〜16)

※あくまで我が家の一例としてご覧ください🙇‍♂️

1.産院を選ぶ

妊娠がわかったら、出産する産院選びがスタートします。産院は、大きくは、「産婦人科病院」「個人病院・クリニック」「総合・大学病院」「助産院」に分かれます。

家から通いやすい距離(自宅から車で30分以内)であること、基礎疾患がある方は何かあった際に対応できる病院か、無痛分娩する方は夜間や休日に対応しているかなど自分にあった産院をピックアップします。私たちは、まずは無痛分娩の対応があるかどうかで選択して、そこから家からの距離などがわかるリストを作成しました。

里帰り出産の場合や、個人によりどのようなリスクを抱えているかによって病院選びは変わってくるので、優先順位を決めて、必要な医療体制が備わった病院を探しましょう。

私たちは、はじめ産婦人科の病院に行きましたが、基礎疾患があるという理由で受入れされず、大学病院に行くことになりました。その後、妊娠糖尿病と診断されたりしたので、各科と連携できる大学病院で結果的によかったです(大学病院の大きなデメリットは、待ち時間が長いということですね...)

2.家事の担当を見直す

今までの家事など家庭の役割を見直しましょう。妊娠中の女性は、日々体調が変化しています。今まで当たり前にできていたことがそうではなくなるので、基本的に家事など男性ができることに関しては、担当を変更したほうがいいと思います。

今までは私たち夫婦は共働きということもあり、家事は手分けしていました(お風呂掃除は自分、部屋掃除は妻)が、妊娠を機に、家事はすべて自分が担当することに決めました。

大きくは食事作りと掃除ですね。さらに細かく分類すると、以下の通りです。

■食事作り
・献立計画
・買い物(材料買い出し、日用品買い出し)
・調理 朝、昼、晩(ご飯、野菜、味噌汁、主菜、副菜)、お弁当作り
・作り置き
・食器・料理用具等片付け
・食材管理 / 家計管理
■掃除 / 洗濯
・ゴミ出し(曜日管理、生ゴミ処理、分別)
・水廻り(キッチン、お風呂、トイレ)
・掃除(床など)
・洗濯(洗濯、干す、取り込む、畳む・しまう)

中でも1日悩ませるのが、献立の検討です。栄養バランスを考えつつ、家にある食材とにらめっこしながら、数日分のレパートリーを考えつつ食材を購入して献立を決めていく作業。これがなかなかしんどい😓

それが朝ごはん、昼ごはん、夕ご飯とあり、食べたい食材を買って、作りたいものをレシピを見て、時間内に作って、提供する。その後、後片付けも込み。

はじめは無理せず、自分ができることをしていき、少しずつお互いの負担を減らせるように仕組み作りをしていくと良いと思います。

買い物は、ネットスーパー(楽天西友ネットスーパーかAmazonのライフネットスーパーを利用していました)で購入するようにしました。(料理が慣れていない方は、ミールキットなど、食材とレシピがついている宅配セットもおすすめです)

毎日のことなので、出来る限りルーティン化できるように、Notionで食材管理をして、レシピも作成しました。週1,2回つくおきを作ることで、食事作りは大分楽になったと思います。

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ちなみにつくおきは、iwakiの耐熱ガラス保存容器が最強でした。

(💬雑感)
家事を担当するからといって、いちいち感謝されることを求めない方がいいです。体調が悪く、感謝する余裕がなかったり、作った食事を食べられないということもあるので、割り切ることも大切です。むしろ、今自分ができることを精一杯やりつつ、お腹を痛めて代わりに産んでくれることに感謝するマインドが大事です。

3.料理・栄養の勉強をする

妊娠中は食べてはいけない食材・飲み物があります。料理を担当するにあたり、何がよくて、何がダメなのかを理解する必要があります。

妊娠中は、鉄分、カルシウム、葉酸が取れる食材がいいです。鉄分がとりやすい、ほうれん草や、葉酸が多く含まれるブロッコリー、小松菜が定番です。便秘解消には、食物繊維、ごぼうなどはきんぷらごぼう、きのこ、豆もおすすめです。

反対に、アルコールはもちろん、カフェインが入っているコーヒーや緑茶も飲みすぎないよう注意します。また、基本的には、生物は細菌など感染すると胎児に悪影響が出る危険性があるので注意が必要です。お刺身、お寿司、生肉・生卵などは頻繁に食べるのは控えて、鮮度には十分注意します。

また、妊娠初期のつわり中は、食べられるものと食べられないものがはっきり分かれます。炊き立てのごはんの湯気だけで気持ち悪くなったり、はたやマクドナルドのポテトを異常に食べたくなったり...。

つわりの時期は人によって異なりますが、通常は5・6週目から始まり、16〜19週目に落ち着くことが多いようです。うちの場合、21週目まで続きました...。約3ヶ月。本当に大変そうでした。

そのときによく作っていたのが、なますときんぴらごぼう 、りんごです。栄養のかたよりが出ますが、食べられるものを用意するようにしていました。

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小分けにして少しずつ食べられるものを食べてもらえるよう、作り置きもしていました。温かいものはにおいで吐き気を催すので、なるべく冷たいものや、酸っぱいもの、果物などがおすすめですね。おにぎりやミニトマトなど、小さくて食べやすいものを用意しました。

あとは、飲み物も苦労します。水以外だと、炭酸水やレモン水、デカフェなども飲みやすかったみたいです。レモンやキウイを切っておいて保存容器に入れておくと便利です。

妻は、妊娠3ヶ月目の検診で、妊娠糖尿病と診断を受けたため、特に糖分を控えて、砂糖はラカントにしたり、糖質が多い炭水化物の量は気をつけていました。そのあたりの食事管理については以下で紹介していますので参照ください。

4.出産にかかるお金を準備する

出産までにかかる費用をざっと見積もってみるといいかと思います。

出産までに平均して14回程度の定期健康診査があり、初回検査や2回目以降の検査や超音波検査の一部が地方自治体から助成されます。住んでいる地域にもよりますが、病院へのタクシー代を補助してくれるところもあります。

東京都の場合、平均的な出産費用は約50万円と言われています。(入院日数7日間、室料等含め)そこに、差額ベッド代や無痛分娩する方はその費用もかかります。

<妊娠・出産でかかるお金>
・妊婦検診費・・平均7万8千円 
※原則14回分の検診費の助成あり
・出産準備&育児グッズ代・・平均13万8千円
・妊娠、出産のトラブル対応費・・平均4万8千円
・マタニティインナー・ウェア代・・平均2万2千円
・入院・分娩費・・平均50万6千円
※42万円分は、出産育児一時金(分娩・入院費から直接差し引いて支払いができる制度利用)で賄えます
・里帰り出産のための交通費・・平均1万5千円
<産後にかかるお金>
・産後1ヶ月の紙おむつ・ミルク代・・平均8千円
・お宮参り費・・平均1万3千円
・産後1ヶ月の水道光熱費UP・・平均5千円
・内祝い費・・平均6万3千円
・お食い初め日・・平均1万3千円
・赤ちゃんの予防接種費用(自己負担)・・平均1万5千円

必要なものがたくさんありますが、まずは具体的な金額を確認すると少し安心しますね。

5.マッサージをしてあげる

骨盤が開いてきて、腰が痛くなったり、足をつりやすくなります。なので、できる限りマッサージもするようにしていました。つわり時はマッサージによって消化管の働きが調整され、つわりが軽減するので、足のマッサージなど効果的です。今は、立ち会い出産時のときのために、マッサージや呼吸法など練習しています。

お腹が大きくなってきたときに重宝する、抱き枕も検討しましょう。

6.妻の話を聞いてあげる

ホルモンバランスの変化や赤ちゃんの成長に伴い、妻の心と体は大きく変わってきます。気分も安定しないので、妻が話をしたいときは最後まで話を聞いてあげるのがいいです。食べたいものやしてほしいことなど何でも聞いて、不安を少しでも解消するようにします。私は、仕事が在宅勤務ということもあり、朝昼晩と食事を一緒にできるのでそのときに話を聞くことが多かったように思います。

つわりで辛そうなときに、何もできないことに不甲斐なさも感じましたが、それでも一緒にいるだけで何かできることがあるはずです。自分なりに妊娠や出産について調べたことや、一緒に妊娠・出産関連のYouTube動画を観るだけでも共通の会話ができるのでおすすめです。

仕事などでどうしても話を聞いてあげる時間がないという方は、市区町村でオンラインでメンタルケア相談もできる場合があるので一度調べてみましょう。

7.妊婦健診や両親学級に参加する

妊婦検診は、はじめの頃は不安かと思うので付き添いするといいかと思います。毎回エコーを見ると、大きさが変わってきて成長を感じられます。コロナの影響で、一緒に診断は難しいところは多いかと思いますが、行き帰り一緒にいるだけでも違うかと思います。

また、市区町村が主催する、両親学級も参加しましょう。妊娠中の栄養管理、デンタルケア、抱っこや肌着の着せ方、沐浴の練習をしたりなど、実際に体験できますし、妊娠・出産・育児に必要な情報を学ぶことができます。

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ミキハウスなどのベビー服・子供服メーカーでも体験学習できる会を行っています。

以上です。

8〜16については、次回、【後編】安定期(5〜7ヶ月)〜準備期(8〜10ヶ月)でご紹介したいと思います。よろしければ、フォローもお願いします。

読んでいただいてありがとうございます🙇‍♂️

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