近づきすぎず心理的には星飛雄馬の姉・明子的な、こどもとのつきあい方 ~サッカー編~
息子のサッカーの成長が著しい。サッカーチームに保育園の年長から入って3年。はじめは泣きべそばかりだったのに(今も泣くけど)、今やターンでディフェンスをかわしたり、ファンタジスタぶりに驚かされる。
成長の要因
チームの練習は週1なので大した練習量ではない。チーム練習以外の成長の原因を考えてみた。
毎日のリフティング練習
サッカー習い始めて1年ぐらいの頃コロナで学校が休校になった。私も子どもも暇なので、毎日近くの公園にリフティングの練習に行ってみたら、日課になった。3年目の今も学校に行く前に毎日10~30分程練習してる。他のことはともかく、サッカーだけは少しずつでもうまくなるのが楽しいのか、自分で毎日やってるのがえらい。
泣き虫だけどあきらめない
このリフティング練習だけど、ヘタクソな時からなぜか粘り強くて何回もやって、でもできなくて、そんなことを30分以上もやってると、くやしさか、いらだちか分からないけど泣き始める。
でもなぜかここから粘り強い、やめたら?と言っても諦めずに何度も繰り返す。本当に謎の粘り強さで、センスがあるとか能力があるとかではなくて、この諦めの悪さで上手になったのだと思う。
ご近所の年長の子やパパ達とのミニゲーム
ここ1年ぐらい、土日は近所の年長の子やご近所のパパ達と近くの公園でミニゲームをしている。私はほとんど見に行ったことがないのだけど。
土日は7時過ぎになると、息子はまだ寝ている近所のお兄さんたちを起こすため、ピンポン攻撃をして家々をまわる。すると優しいお兄さんたちは、起きてサッカーに向かってくれるのだ。
少し上の学年の子、サッカー経験者の中学生など子どもたちの年齢はバラバラで、一番下の息子にとっては、上級者のテクニックを間近で見れてそれがよい刺激になっているようだ。
体格が違う大人ともここで実践練習をしているので、チーム練習でもそのうちコーチのボールをカットしだすようになった。
親がやること
子どもがやることに対しては、なるべく邪魔しない。
メタ認知を発動しまくり、子どものやる気や楽しさを最大限引き出すために、自分がどんなことを言わないようにすればよいか(たいてい、言ったほうがよいかでない)を冷静に分析するよう努めている。
そして大局で言うと、親ができることは子どものことを自分事化しないこと、自分の情熱が傾けられることをすることだと思っている。
あとは子供のためにサポートできそうなことをする。
サッカーチームに入れるときも子どもをどのタイミングで入れるか、子供のやる気を見ながらいいタイミングを狙っていたし。
『キャプテン翼』のDVDを借りてきたり、最近TVアニメ化された『アオアシ』もチェックして録画して見せたり、さりげなくやる気アップを狙っている。情熱を隠し持ちつつ、冷静に行動する。そして、この効果の程は不明。
サッカー好きの友人がいるので、一度来てもらって近所の子も混ざってサッカー遊びをしてもらったこともあった。普段サッカーしない子も集まってきて真剣にサッカーしてたのが楽しかった。
知らない人とでもそうやってゆるく楽しく遊べてしまう、サッカーのフォーマット的な部分が面白い。
地道にそして継続的に
チームのサッカー練習の様子は毎回動画におさめられて、夕食時にはそれを見ながら反省会が行われる(本人は嫌ではないらしい)。
こういった日常的なインプットとアウトプットを繰り返していること、なんなら周りで関心を持って見守り続けてくれる人がいるということが、成長の糧になるのではないかと思えてきた。
きっとサッカーだけじゃなくて、勉強だってそうなんだろう。
塾に通って大事なことはそこで勉強することと、もう1つ継続して塾の先生が自分の勉強を見守り続けてくれること、関心を持ってくれることが子どもにとって力になるんじゃないだろうか。
なんだかすごく大きなヒントを発見した。