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4号_ものづくりが共鳴する鉄工島フェス

2019/11/3(日) 、東京都大田区にある人工島の「京浜島」というところで
フェスがあるというので行ってみた。

-まずはこの島について
京浜島は、1丁目から3丁目まである埋立地。

かつては、鉄工所が集積していたが、時代の変遷に伴って廃業が相次ぎ、跡地に進出した廃棄物処理場やリサイクルセンターの集まるエリアに変貌している(wikipediaより抜粋)

あくまでも工業地帯のためか、人口は2人のみ(2017年現在)。
電車の駅はなく、車、バス、徒歩でしか行けない。

そんな京浜島で2017年から始まった「鉄工島フェス」。
このフェスはminikuraでお馴染みの寺田倉庫のアートプロジェクトの一環で
音楽とアートの祭典らしい。寺田倉庫、色々やってるなぁ。

バス停を降りると、匂いが・・・すっぱいような、鉄臭いような匂い・・・
ゴミ処理センターが近くにあるようで、のっけから独特な雰囲気を醸し出す京浜島。

入場ゲート。
地元企業の提灯が並び、手作り感満載で地域密着感が伝わってくる。

パンフレットはA5サイズ。

オープニングアクトは、城南エリア(大田区・世田谷区・品川区・目黒区等)をホームタウンとして活動しているプロバスケットボールチームのチアリーディングチーム、Zgirls。普通の道端でやるのね。びっくり。学祭みたい。

11:30から20:00まで5つの会場で音楽ステージが繰り広げられる。
一番多くのステージが演奏される須田鉄工所がこちら。

まんま鉄工所。ちょっとしたスペースにDJブースと音響のセットが並ぶのみというなんともシンプルなステージ。あえて何も片付けないのが印象的で、黄色い「入るな危険テープ」が一番目立ってたな。

鉄の匂いを感じながら聞く音楽と、閉鎖されたようで開放的なステージでの音楽は初めてだったのでとても新鮮で面白い。

その他のステージもいい感じの違和感を醸し出す工場と音楽。

また、このフェスはアートフェスでもあり、色んな現代美術アートも。
工場ならではの演出や、ちょっと理解ができないアートもちらほら。


ミュージシャンや芸術家にとって、この場所が最適かどうかはわからないけど、ある意味「場所の概念」みたいなものが覆されたいい例だなと思った。
楽しむ場所ってどこでもいいね。的な。

ものづくりの街が、音楽とアートというものづくりと共鳴している素敵な空間を体験できていい刺激になりました。

今後、回数を重ねるごとにパワーアップしてほしいと願う。

場所や街の活用という意味でも、わたしたちCHINTAIが今後考えていくべき課題が目の前で感じられる良いフェスなので今後もWATCHしていきたい!

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