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見たもの読んだもの日記:美味いものは美味い。(#25)

ドラマ「ドクターホワイト」を見た。

「それ誤診です!!」社会性が皆無にも関わらず、天才的な診断能力を持ち、現役医師の誤診を正すナゾの女性「白夜」。彼女はいったい何者なのかー患者の症状から正しい病名を協議の上で判別する、“総合診断協議チーム”(通称CDT)。各科を横断し、精鋭を集めるはずが・・・その実態は、個性的でクセ強めな“はみ出し者”たち!?謎だらけの女性とクセ者医者たちが織りなす、クスッと笑える会話劇&痛快でスカッとする一話完結の医療ドラマ!次第に明らかになる、彼女の秘められた過去とはー?

番組概要より

記憶喪失により、普通の生活を送ることさえままならないけれど、なぜか医療に関する知識だけはめちゃくちゃある浜辺美波さんが、医師たちに「それ誤診です!」と言いまくるドラマ。

浜辺美波さんが、とにかく信じられないほどずっと可愛い。記憶喪失なので、いろんな社会のルールとか言葉とか何の知識もなく、「〇〇、とはなんですか?」と周りの人間に聞いてまわるのだけど、それがとにかく可愛い。

《総合診断協議チーム(CDT)》のメンバー、特に院長の娘:瀧本美織さんと、みんなからいじられまくる精神科医:片桐仁さんの掛け合い・言い合いが最高に面白い。

麻里亜「男なんて全然誠実じゃなくて。」
西島「お言葉ですがね。あなた方女性は、誠実な男が良いと言っておきながら本当に誠実な私のような人間のこと『つまらない』って言うじゃないですか。違いますか。」
将貴「これ今なんの議論ですか。」

第2話より

本編とは全く関係のない、2人の、毎回のようにある掛け合いが楽しみだった。超絶癖の強い外科医勝地涼さんと、イケメンすぎる研修医高橋文哉さんも混ざったCDT内の会話が最高。

西島「全く、ほんとに面目ない。」
麻里亜「ですよね。面目ないですよね!」
夏樹「まさか自分の感情をコントロールできないとは。」
西島「いや~昔からあの年頃の悪ガキには苦手意識があるといいますか。医大を受験浪人していたころ、毎日のようにピンポンダッシュをされたことがあって。」
新平「精神科医にもトラウマとかあるんですね。」
白夜「ピンポンダッシュとは何ですか。」
夏樹「近代スポーツの一種だよ。」

第3話より

《ピンポンダッシュ》を《近代スポーツ》という勝地涼さん演じる夏樹先生、めちゃくちゃ癖が強いのだけど、めちゃ面白い。


桐野夏生先生の「ハピネス」を読んだ。

有紗は改めて疚しさを感じた。疚しさ。常に後ろを振り返っては、誰かが自分の背に指を突き立てていないか、確かめてばかりいるのはどうしてだろうか。誰かに非難されることを、殊の外、怖がっている自分。

いくら《ママ友》という括りがあるとはいえ、今の時代、隣人の生活ぶりとか子供とかに対して、タワマンに住んでいるような人間たちが、ここまでの過剰な執着とか高い関心があるものなのだろうか。

主人公にも共感できないし、登場する人間たちの誰にも《この人の気持ちは分かる》という感情は抱かなかったけれど、そもそも自分自身が、タワマンに住んでもいなければ、タワマンで子育てもしていないので、分かるわけもなかった。同じ環境で同じように生活している人たちは、共感できたりするのだろうか。


佐野晶哉さんがゲストの松茸回。

相葉さんの《ここがすごい》というエピソードとして、番組での立ち振る舞いとか、ステージ上での姿とかではなく、だいぶ後輩の佐野さんからちゃんと、裏側での人柄の素敵さが出てくるところが、相葉雅紀さんのほんとに凄いところだなと思う。ちゃんと裏でコミュニケーションをとっていないと出てこないようなお話だと思うので。

《バラエティ番組で共演したあと、FNS歌謡祭で会った時に、この間共演のことをわざわざ自分のところにきて、言ってくれた。名前を覚えてくれているということ自体がまず嬉しかった。》と言われていて、きっと名前を覚えているなんて、相葉さんにとっては当たり前なことなのだろうけど、後輩は絶対忘れない嬉しいことだろうなと思う。そして、やっぱり先輩を饒舌にべた褒めするときの佐野さんは、心から!ほんとうに!大好き!尊敬!というのが伝わってきて、そのエピソードトークの仕方も素晴らしい。《自分は嵐さんのバックで踊った経験もないので、事務所の先輩というよりは「テレビで見ていた大スター」という感じ》とべた褒めにべた褒めを重ねていく佐野さんのお話を切るように、《現在22歳の佐野さんは、嵐のデビューをリアルタイムで知らないから、スケスケ衣装知らないんだ!》と、スケスケの話をして笑いにもっていっちゃうところまで含めて、相葉さんがカッコいい先輩すぎた。

結局松茸食べ尽くしの回にも関わらず、今年は松茸がとれず、佐野さんが収穫した《アミタケ》と、名人が昨日収穫されていた松茸を召し上がっていた。

そして相葉さんは真っ赤、佐野さんは蛍光黄緑のような色のパーカーを着ていて、そこそこすごい色の組み合わせだったけど、2人ともめちゃくちゃ似合っていてすごかった。

結局名人がとっていた松茸を色んな料理で召し上がっていた中、相葉さんが《「自分でとったものは格別美味い」というセリフがよくあるけど、美味いものは誰がとっても美味い》と言われていて、名言だった。間違いない。



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