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中国深センで初めて自分1人で観光した時の話

こんにちは。ゆきです。

このnoteでは、2年間の中国深セン駐在生活を振り返り、特に印象に残った出来事やその時感じた事を記事にしたいと思います。

今回は、「中国深センで初めて自分1人で観光した時の話」がテーマです。

駐在員の週末は基本的にやることがない

中国深センでの駐在生活が始まって約2週間が経った頃。おそらく全ての駐在員が抱える課題に直面した。それは、「駐在員の週末に何をするか問題」である。

土地勘もないし、当然日本人の友達などいない。まだ生活が慣れていない頃は迂闊に外を出歩くこともできず、とにかく暇なのだ。私は元々アウトドア派だったので、この期間はかなりしんどかった。とはいえ、早く土地勘を得るためにも、自宅マンションから比較的近い場所にある植物園に行くことにした。ここは、会社の現地スタッフからおすすめされた場所でさっそく行ってみることにした。

深セン最大の植物園 仙湖植物園へ

目的地は、「仙湖植物園」という場所。深セン市の罗湖区に位置しており、約4000種もの植物が保存されているとのこと。

入場ゲートで入場QRコードを見せる必要があるため、事前にWeChatで20元のチケットを購入。入場の前に、近くにあったは量り売り式の定食屋で昼食を食べた。盛りすぎてしまい、かなりお腹いっぱいに。でも、運動前にちょうど良かった。

量り売り式の定食屋。かなり油っぽい。

入口に近づくと立派な門が現れた。いかにも中国、という感じの雰囲気。沖縄とかにもありそうな感じ。思いのほか人がたくさん並んでいて、10分ほど並んだ後に無事に入場できた。

入り口には中国らしい立派な門がある

あまりにも広すぎる植物園

植物園にいざ入場。まず最初に地図があったので早速チェック。そこで驚愕、想像の2倍以上の広さに度肝を抜かれた。ざっくり散歩ルートを考えてみても、丸一日歩き続けて1周できるかできないかのレベルだった。
ちなみにその広さは546ヘクタールとのこと。なんと東京ドーム約116個分の広さ!

植物園の地図。異様な広さに驚愕。

さすが中国、国自体の面積が日本とは比にならないくらい大きいので、観光施設の敷地も馬鹿でかいということを初めて実感した。

こんなに広いならもたもたしているのはもったいないと、さっそく観光開始。春頃で季節が良かったのか、色とりどりで綺麗な花や木々が無数に咲き誇っており、かなり見ごたえがあった。

色鮮やかな花が咲き誇る
どこを見渡しても広々としている
湿地帯のような施設もある
植物や花を使ったモニュメントがある

お賽銭やお焼香を買う方法も最先端技術

植物園をひたすら歩き続けると、少し標高が高めのところに弘法寺という寺院が見えてきた。ここは臨済宗と関わりのある寺院だそうで、ここもかなりの敷地面積があり、人も賑わっていた。

日本の寺院のように、お焼香を焼べる場所があり、各自お焼香を買う仕組みのようだ。一番印象に残ったのは、お焼香を買うシステム。なんとここでもQRコードによる電子決済が取り入れていた!

しかも、功徳といういわゆるお賽銭のようなものもQR決済。さらに、誰がいくら功徳を積んだかをランキング表示した電光掲示板まであった。

お焼香の自販機。QRコードが表示されている。
功徳ランキングが表示されている

日本人的感覚だと、寺院という厳格な場所ではこういった先端的なものあまり好まれない印象だったが、さすがは中国。便利なものはどんどん応用していく姿勢は、日本も見習うべき側面があるのではないかと痛感した出来事だった。

そんなこんなで、私自身もお焼香を買い、他の中国人の見様見まねでお祈りした。このあとは体力の限界まで歩き続けて、大体夕方3時頃にギブアップ。しばらく休憩したあとに帰路についた。ちなみに次の日は足の披露で全く動くことができなかった。

せっかくなのでお焼香を買ってみた
火をつけて決まった場所に刺す

初めて自分1人で中国深センを観光した体験、これを皮切りに週末は外に出向くことが多くなりました。

それでは、次回の記事もお楽しみに〜
ゆき

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