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「止まない雨はない」っていい言葉だと思う

こんばんは。有紀佑です。

以前出演した、劇団がらくたトースター「ぼくらのがらくたvol.1」の公演が、YouTubeにて限定公開されています。以下のリンクから視聴することが出来ますので、もしよろしければ、今回のnoteと合わせてお楽しみいただければと思います。

▶︎ ポケットが石でいっぱい(三井あずさ役)

▶︎ 眠れる"ガキ"を取り戻せ!(海原役)

概要欄に感想を記入できるGoogleフォームが用意されているので、ぜひ感想も書いていただけたら、劇団員一同、喜んで読ませていただきます。

宣伝も済ませたところで、今回もよければ最後までお付き合いください。


standFMを聴いてくれている方や、楠の木ゆうきのTwitterを見てくれている方はご存知かもしれませんが、今週から、会社員としての生活が始まりました。

働き始めでまだ出来ることも大してないので、コピーばかりしてますが、頑張っていますとも。
ここで、応援代わりにいいねしておいてもらえたら嬉しいです笑

そんなことはさておき。

その仕事に向かう電車でこのnoteを書いているわけですが、この1週間だけでも社会人の凄さを実感しています。

朝早くに起き、無難な服装に着替えて、満員電車に揺られ、会社でデスクに座って仕事をし、1時間の休憩だけでご飯を食べ、ろくに休めないまま午後も働き、自分の時間を削って残業し、また満員電車に揺られ、帰っても風呂と夕飯を済ませて寝るだけ。それを毎日繰り返す胆力たるや…

数日経験しただけでもしんどいのですから、いくら慣れるとは言ってもこれを40年近く続けられるのは才能ではないでしょうか。

わたしは今までThe社会人という仕事にはついてこなかったので、このルーティーンワークの恐ろしさに驚愕しています。今ならもっと社会人の擦れた具合を上手く演じられる気がします。

現状、覚えることは多くあれど、仕事はほぼないので、とても退屈です。
仕事がもっとできるようになれば、この退屈も埋められるのかと考えましたが、多分わたしが退屈に感じているのは、そういうことではなくて。
世界のカラーがモノトーンだからだと思います。

よく「世界が灰色に見える」という表現があるかと思いますが、ほんとにそうで。
会社には、色がないんです。もちろん、今の業界にわたしがさほど興味を持っていないというのもそうですが、会社のルーティーンワーク、そのサイクル自体にも色を感じません。
みんな真顔で仕事をしています。そりゃもちろん真面目なのはいいことですが、全然楽しそうじゃなくて。全然ワクワクしません。同じことの繰り返しで新鮮さがありません。
いろんな味の飲み物を飲むことでなんとか新鮮さを保っています。

好きな時間に起きて、好きな服に着替えて、出かけるか出かけないか選べて、好きな人と好きなことを仕事にして、のんびりお昼食べて、昼寝とかもして、好きなことに自分の命削って、飲み会してオールしちゃったりして、帰ったら好きなドラマとか見ながらお風呂入って、好きな時間に好きなだけ寝る。

これがほんとはみんなしたいわけで。まぁそれを我慢することでお金をもらっているわけですが、わたしは社不なので、我慢は苦手です。だから長くは続かないと思います。もちろん好きなことなら別ですよ?好きなことならいくらでもつらいこと我慢できます。そのために今仕事してるし。

なぜお前は働いているんだと言われれば、今はお金のためです。でもずっと働くつもりはありません。働きながら売れるためにもがいて、お金貯めて一生楽しく仕事をするためです。
そのために、需要があれば何でもやってみる予定です。まずその需要を作るところからですが…

でも、仕事で灰色の世界に居て思うのは、演劇がいかに、わたしの心の拠り所かということです。「失って気がつく」という言い回しがあるように、キツイ環境、つまらないと思う環境にいて気がつくものがいくつもあります。

演劇が好きだっていうことを改めて実感したし、今までどれだけ演劇に救われてきたか、心の拠り所にして生きてきたかがよく分かりました。
通勤時間と休憩中、その時間に見る演劇の配信が灰色の世界に彩りを与えてくれています。
ほんとにその世界に観客として溶け込んでいるときは、とてもワクワクして、ドキドキして、すごく楽しい気持ちになれます。刺激的だし。
何度も言っていることですが、これが演劇の最大の魅力で。自分がなりたい姿で。
それを感じるたびに、絶対諦めないという思いを再確認できます。何度も何度も噛み締めています。演劇で、エンタメで生きるために自分の需要を増やす。これはその決意のnoteです。

しんどいと、すぐに折れてしまってうまく行かない経験を何度もしてきたからこそ、今度こそ折れて諦めて終わりにはしたくないし、しないつもりです。
これを読んでくれているあなたに見守ってほしいのです。


仕事をして嫌だったってわけじゃありません。もちろん楽しいってわけでもないのですが、でも今までぼんやりとしか知らなかった会社について知ることは自分の知識を蓄えるのにはいいのではないかと。いろんな仕事を知っていると、いろんな脚本が書けそうですよね。

脚本といえばですが、わたしはキツイとき、辛いときのほうが積極的にアイデアが湧くタイプな気がしています。現に今、いろんなアイデアが出てきてて、それをメモすることで忙しいです。
ストレスは、アイデアを生み出すと同時に消してしまうこともあるので、消されないうちに書き留めて、欠片を残しておかなければいけません。
ただ、どうしてもネガティブな話になりがちなので注意が必要ですね。コメディが書きたくなった時はむしろ足枷になる可能性もありますから、そういうときは積極的に友達と会おうと思います。
自分で自分の機嫌を取れる大人になります。

少し脱線しましたが、何が言いたかったかというと、人生って何をしてても損なことってないんじゃないか、ということです。
嫌なことも、しんどいことも、悲しいことも、どこかのタイミングで突然プラスに働くことがあるんだと。

わたしは、「止まない雨はない」っていう言葉が好きなんです。すごくポジティブな言葉だと思っていて。しんどいとき、つらいとき、どん底で苦しいとき、うまく行かなくて泣いているときも、いつか楽しいとか、嬉しいとか、幸せとか、そういうポジティブな状況に好転するんじゃないかって。いつか晴れるために頑張ろうって、そう思える気がするんです。

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