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私たちの身体は大地と星屑でできている

これは、カナダ人のゲシュタルト・セラピストであるショーン・フレイ(Sean Frey)さんの言葉です。

先日、ゲシュタルト療法・東京の田中千惠子さん主催のショーンさんのワークショップに参加したのですが、その前に見たプロモーションビデオで語るショーンさんの言葉にすっかり魅せられてしまいました。

私たちの身体は文字通り、大地と星屑でできていて、自然界や他者との密接な交わりを通して進化してきました。

私たちはコンクリートの建物に住み、パソコンやスマホがなければ毎日暮らしていけないほど、人工的なものに支えられて生きているけれど、本来人間は自然なもので、森や海などの雄大な自然に触れれば触れるほど生きている感覚が蘇ってくることを実感していたから、その言葉が胸に響きました。


ワークショップのタイトルは「私たちの身体の物語」、それぞれの人生の物語が存在している身体の内側に入っていく、魔法の玉手箱の中にいるような不思議な2日間でした。
 
実際、発達的ソマティック・サイコセラピーのワークを通して、1歳までの間に赤ちゃんが世界と接触する6つのプロセスを、以下の通り体験し、様々な気づきに触れることができました。

1.委ねる (Yielding)
2.押し返す、押し出す (Pushing)
3.手を伸ばす (Reaching)
4.握る、手にする、包み込む (Grasping)
5.引き寄せる (Pulling Towards)
6.手離す、手放す (Releasing)


個人的には、最初の「信頼し委ねる」という人間関係の土台となる行動のワークですっかり心がほぐれ、夫との関係を再構築するいいきっかけとなりました。

そして、委ねることでサポートしてもらえる安心して自分の居場所を感じられることは、夫婦関係だけでなく、他者との関係において大切な基盤となることを再認識しました。
 
また、他の方のワークの最中にも、共感できることがいくつもあり、最後は参加者全員で一つの気持ちになって、理解し合えるという素晴らしい体験でした。

 
ショーンさんは2日目の最初に、まずグラウンディングして、自分を大きく拡げて、オープンになるように誘導してくれました。

日常生活の中でも、そのことを意識するだけで、周りの人との関係が変わっていきます。自分の周りで起こることは自分を映し出す鏡なので、まずは自分がオープンになって心を開くことから始めて、その変化を感じてみてください。その変化の速さにびっくりすることでしょう!(^^)!


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