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どインディのバンドマンがインドネシア音楽にハマり発信もする理由

お初の方もそうでない方も。おばんです。ユウキのリーです。そもそもなぜ僕がインドネシア音楽を紹介するようになったか、少し書けたら。

目次
1, そもそもお前誰よ?

2, インドネシア音楽との出会い
3, 想像以上にレベルが高く、多様な音楽シーン
4, 現地音楽シーンで活躍する日本人たち
5, 僕にも何かできないかな
6, ちょっと宣伝

1, そもそもお前誰よ?

僕自身は2016年よりFontana Folleという、現在目下アルバム作成中のジャズポップ系インディバンドでベースを弾いています。音楽は常に大好きで10代の頃からずっと楽器に没頭していましたが、紆余曲折あり数年やめていた時期があります。今では無事音楽に復帰し、日中の仕事との兼業の疲労で白目を剥きながらも楽しく日々生きております

(写真は初めてのHMVでのインストアライブ後メンバーと)

時系列で端的に書くと
→生誕@下町の工場
→音楽&ゲーム大好き小学生(レンタルCD屋とスーファミが友達)
→引きこもり中学生ベース始める(スペシャとMTVとごっつええ感じが友達)

→高校生、吹奏楽部でコントラバスに出会う(全国大会出場)
→大学中退(芸術学科の音楽学専攻でした)

→音楽留学目指しNOVAでバイトしながらクラシックとジャズ漬けの日々
→そもそも音楽を挫折、やさぐれつつバイト派遣を転々

→数年後ある意識高めのサラリーマンに転生
20代後半に一念発起し音楽再開
→現バンド開始と同年転職し現在に至る

こう書くと身もフタもないですが、遅れて出てきた兼業バンドマンです。
20代よくぞ乗り切った。。

好きな音楽の遍歴
→小学生:フォーク、歌謡曲
→中学生:UA、Cocco、スピッツ、メロコア、UKギターポップ、メタル全般 (北欧メロデスと中期Marilyn Mansonがお気に入り)
→高校生:メタルとジャズとクラシック

→大学&フリーター時代:60-70年代ジャズ全般とクラシック(Charles Mingus, Bill Evans, Red Mitchell大好き、室内楽や弦楽器ソロ曲が好き)
→20代後半:Nicola Conte始めイタリアジャズの知的こじゃれ感にやられ、かつ渋谷の小箱系クラブでレアグルーブやブラジル音楽にハマる。
→現在:新旧のこじゃれたポップスばかり聞くようになる

元々こんな感じでジャズとクラシックが好きだった時期が長いので生音が好きです。ハウスや電子音楽はかっこいいと思うものの、あまり明るくありません(と言いつつFlying LotusDaedalusは大好きです)

2, インドネシア音楽との出会い

あ、バンドやりたい
仕事も落ち着き、しばらく経ち思い立ったが吉日、ひょんなことから現在のバンドを2016年よりやることになるのですが、メインメンバーはアメリカとブラジルで音楽を勉強してきた日本人ギターと、インドネシア人のボーカル、そして音楽再開したてで浮かれている僕。サポートは頼れるジャズ/ブラジル音楽系ミュージシャン。

半ば勢いで始めたインディバンドでしたが予想以上に反響があり、初めてのバンド活動にも関わらず、結成一年ちょいで血を吐く思いでライブ動員マックス120人を達成した後、せっかく波に乗ってる訳だし何か面白いことやりたいなと。

元々外国籍として生まれ、かつ20代から(死ぬ気で勉強して)外国語環境に身を置いていたこともありアイデンティティ百花繚乱。21世紀だし、せっかくだからなんか国をまたいで出来ないかなと

(写真は死ぬ思いで回したリリースパーティ。最高の経験でしたが後半疲労こんぱいで始終白目でした。。)

インドネシア音楽って熱いらしいぞ!
そんな中2017年の夏頃、とても良くしていただいているDJ木村勝好さんからWhite Shoesなどインドネシア音楽を教えてもらい、やべぇな、このこじゃれ音楽の溢れ具合とんでもねぇな、ナシゴレンだけじゃねぇな、いつかインドネシアで演奏出来たらいいなと思うようになりました。そこでAlvin (Vo)のジャカルタ帰省に合わせていくつかブッキングをしようと話が盛り上がり。

ちょうど同じ頃にafrontierというイベントで初出演したBlue Note系列のモーションブルー横浜の姉妹店Motion Blue Jakartaがインドネシアにあることを知り、ダメ元でコンタクトしてみたらとんとん拍子でブッキングができ引くに引けない状態になったという笑 よくよく考えて見たら都市圏人口ランキング世界2位の大都市ジャカルタで最大級のジャズクラブだし。。一体どうやって席埋めようかと。。(ジャズクラブのキャパはライブハウスと比べてかなり小さめですが、その分価格が高いので大変なのです)

もちろん海外公演のハコを満席にするやり方なんて見当もつかず、まずは現地の人たちに助けを求めようと一心不乱に不動産営業のアポ取り並みに現地の音楽関係者、日本人サークル、メディアの方にコンタクトをし、ここでたくさんの繋がりをいただくことができました。ここで出会った方々、後日また詳しく書けたら。ほんとここで出会ったインドネシア在住の方々には足を向けて寝れないのですが、北枕は普段しないのでその心配はなさそうです。

(写真はMotion Blue Jakartaでのワンマンライブ)

これがきっかけとなり、数多くのインドネシアのアーティストと出会うことになります。僕らはどがつく無名のインディバンドですが、はるばる日本からやってきてくれたから。。と、とても著名なアーティストが良くしてくれるのが印象的でした。同時に、海外の音楽関係者と接点を持っていたそうな雰囲気もところどころで感じましたが、すでに来日ライブをしたことのあるバンド、日本とコラボ経験のあるバンドが数多くあることを後日知ります。

そして、英語やインドネシア語で交流ができる日本のバンドが珍しいこともあるようで、帰国後も、インドネシアアーティストが来日する際に声をかけられるようになるなど、さらなる新しい交流にも繋がって行きます。その代表格はMondo Gascaro氏で、ジャカルタでは同じイベントに出演して以来、その後ジャカルタでも日本でも何度かお会いし交流が続いています。超重要人物&個人的にも大ファンなのでまじミラクル。。

(写真は外務省系行政法人Japan Foundation JakartaでのイベントJapan Weekにて一緒に出演したMondo Gascaro氏と)


3, 想像以上にレベルが高く、多様な音楽シーン

豊かな歴史と文化を持った国だから、ガムランなどの伝統音楽はすごいんだろうけど、ぶっちゃけ、現代の音楽に関しては一部だけ盛り上がってて、あとはまだ発展途上かとタカをくくっていたフシがあったのですが、演奏レベル、特に歌い手のレベルが全体的に非常に高いことにまず驚き、そして様々なジャンルで他国でも十二分に通用する良質な音楽が溢れていることに驚きました。これは数ヶ月後にジャズフェスで遊びに行ったバリでのライブやジャムセッションでも感じたことですが、さすが総人口2.6億人で半数が29歳以下の若さ溢れる国。。超高齢化と闘う日出ずる国より来た私めは勢いの違いを感じました。また別途、お勧めアーティスト紹介記事を書いていけたら。。

4, 現地で音楽シーンで活躍する日本人たち

そして衝撃だったのは、現地の音楽シーンに惚れ込み、様々な日本人の方たちガチで活動をしていたこと。ここで、現地シーンのことをよりディープに教えてもらえ、音楽的にももちろんですが、感じるものがあり、情緒的にもインドネシアの音楽シーンとのつながりを感じるようにもなりました。その代表格である以下のお三方に関してはまた別途書いていけたら。

シンガーソングライターとして活躍される加藤ひろあきさん。
(アジア大会2018ジャカルタで日本語版公式ソング歌ったことで日本でもニュースになっていました)
代表曲: Terima Kasih

現地インディバンドの聖地、Mondo by the Rooftopのオーナーこと泉本シュンさん

現地ジャズ系アーティストの動画チャンネルを運営されている浅田さちこさん
(写真は一番かっこよくMondoが載っていた投稿を探してリンクを貼って見ました)

5, 僕にも何かできないかな

この一連のインドネシアの経験が本当に新鮮でした。

こんな面白い世界があるんだ。。成長しているのはビジネスだけじゃなかったんだ。。

むしろ、ここまでいいものが溢れているのに、知られていないってもったいなくないかな?

僕にも何かできることはないかな?

というか、僕&僕たちじゃないとできないこと、ここにありそうじゃないかな?

もちろん、バンドで対バンしたり、一緒に何か曲制作をするという選択肢もあります。でも、なんか取ってつけた感ないかな。。何か他にないかな。。

そんなこんなで思うところあり、いくつかの現地アーティストとの交流のあと、後日"アジアのポップスを聴き倒す会"というささやかな会を立ち上げることとなります。

僕の頭に浮かんでいるのは"アジアのポップカルチャーとの共創"という言葉。

まだ形になっていませんが、そのとっかかりを作るべく、2019年はちょびちょびと仕込みをしていこうかと。。(バンドもとても頑張ってるので応援してくださいね!)

6, ちょっと宣伝

2019年1/19(土)弊バンドFontana Folleが渋谷JZ Bratにて出演します。だいたい僕らの出番は19:20ごろから。しばらくアルバム制作期間であるため次回ライブは5月までお預けなのでぜひ遊びに来ていただけたら!ジャズミュージシャンがガチでやるポップスなので、ライブでの聞き応え高しです。
共演はNYから来日するグラミー賞にノミネート経験もあるFKAjazzや、国際的に活躍する最近中国ツアーを大成功に納めた作曲家/トラックメーカの西原健一郎さん。

以下詳細とお店リンクです。
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2019/01/#20190119

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覆面ユニットAmPmを擁するレーベル「PLAY RECORDS」。
新潟のスキー場で開催する「山のうえコンサート」をはじめ音楽を中心とした地域活性も手がける"PLAY TODAY"がおくる恒例の新年スペシャルパーティー。

今回、ニューヨークから初来日となる”FKAjazz”のプレミアムライブ実現。
2014 年、FKAjazz a.k.a. Samir Zarifは、サキソフォン奏者として参加した Miguel Zenon のアルバム『Identities Are Changeble』 はグラミー賞にノミネートされる。

当日の音を彩るラインナップは、PLAY RECORDS 主宰のYutaka Takanamiがブッキング。

フラワーアーティストとして活躍する“コウイチ ハシグチ” が新たな年を迎えるにあたりライブパファーマンスに合わせたフラワーアレンジを披露する。

2019年の幕開け。スペシャルな夜を。

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■フラワーアーティスト:
コウイチ ハシグチ
www.instagram.com/ichihashiko/

■LIVE:
FKAjazz from New York
-Member-
・FKAjazz a.k.a. Samir Zarif(sax, laptop)
・Noah MacNeil(keyboard)
・Yoshiki Yamada(bass)

Kenichiro Nishihara DJ & LIVE set
Fontana Folle
MIC.B A.K.A 73PIKE SET

■選音家:
君嶋 麻里江
TED(Spirit Soul)
KITKUT(with Yokotasax.)
Yutaka Takanami(PLAY RECORDS)

and more

■FOOD:
namAco

※ご来場多数の場合、当日の入場制限をする場合がございます。
※ハーフスタンディングのイベントとなります。

主催:PLAY TODAY Inc.

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