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少女卒業した女性が#ココロコスプレ歌ってみた(リアル女性とバ美肉考)
※バーチャルに関するメタ言及注意
リアル女子の「キモチ」と、バーチャル界の「バ美肉」に関するお気持ちポエムです。
上手く書けるかわかりませんが、書かないで消えてしまうよりはいい、の精神で書かせて頂きますね。
リアル女子は「バ美肉」美少女とはちがう
お友達の「バーチャル美少女ねむ」さんが、 #ココロコスプレ という素敵なオリジナル曲のリリース記念に、歌ってみた募集企画をされていました。
私はこの1ヶ月程「ぜひ参加したい」という気持ちと、
「でもこれは「彼女」達のストーリーであって、私のストーリーではないなぁ」という気持ちとの間で、葛藤していました。
結局、〆切り当日の深夜ギリギリになって、#歌ってみた を投稿しました。
大げさなことを言えば、
リアルな女子に生まれた者の気持ち、女子の「楽しさ」と「しんどさ」、そういうものが、
「バ美肉」の美少女達の、キラキラしてキッチュな(悪い物という意味ではなく、人工的でカラフルでかわいいという意味)世界に飲み込まれていってしまって、
存在しなくなってしまうような、そんななんともいえない心許なさも感じていました。
なので、まぁ、今これを書いている訳でもあるんですが。
実は #ココロコスプレ 歌うにあたり、すごく葛藤がありました。
— YUKIYA⛅サイエンスエデュケーター/バーチャル理科おねえさん🦋🔬 (@VrYukiya) June 29, 2020
それで深夜ギリギリの投稿になりました💦
私は、バーチャルじゃない美少女なわけです←
うそw ちがうけどw
リアルでも女性なわけです。
なので、ねむちゃん達バ美肉勢とはバーチャルに対する心情は色々違う。
それで…(文字数
「美少女になっちゃいけない」リアル女性たち
誰でも美少女になっていいんだよっ!(謎の上から目線) https://t.co/qtUUi5h9vL
— ねむ⚡公式VIVEアンバサダー【人類美少女計画】 (@nemchan_nel) June 29, 2020
RT いや、こちらは美少女を卒業した組だからね
— YUKIYA⛅サイエンスエデュケーター/バーチャル理科おねえさん🦋🔬 (@VrYukiya) June 29, 2020
全力で美少女を楽しんでいる、新たな美少女たちをいつも眩しい気持ちで眺めておるよ…(*´ω`*)
(さらに謎の上から目線w)
↑このツイートなんですが、
ねむちゃんに「美少女になっていい」と言われて、「なっていいのか…?」としばし自問したところ、
「いや、なっちゃいけないなぁ」という結論になりました。
正確には「ちゃんと卒業しないといけないなぁ」です。
自分は、彼女達と違って自分を顧り見ればそこに、リアルの女性の体があるわけです。そのアバターとリアルの体の距離は、彼女たちよりずっと近くて、ずっと地続きです。
生々しい話で申し訳ないのですが、私は数年前にリアルに40代になりました。
40代を迎えてからのこの数年、ものすごく葛藤がありました。(よく葛藤してるなぁ、この人w)
30代のうちはまだぎりぎりなんとか、「女子」の気分でいられました。
でも40代ではさすがにダメです。
本人にソノ気があっても、それでは「イタイ」人になってしまう。
きちんと「歳を取る」ことを受け入れないと。
白髪も生えるようになったし、体重も昔と比べて10kgどころでなく増えました。(体重増加量は10kgなんてそんな可愛いもんじゃないんですが、まだ残る女子の恥じらいで書けませんw)
漫画「幽遊白書」の幻海師匠と戸愚呂弟のエピソードをよく思い出しました。「あんたが歳をとればあたしも歳をとる。それでいいじゃないか」というやつです。
秋の燃える紅葉に自分を重ねてみたりもしました。
そんなこんなで私は数年かけて、自分がもう「女子」じゃなく「大人の女性」なんだ、ということを受け入れていきました。
(大人の女性らしい振る舞いが出来ているとは全く言い難いですが、心構えの問題ですw)
ここへ来て、
「美少女になっていいんだよ♪」と言われて「美少女になっていいんだ!」と思ってしまったら、
自分は、自分の、卒業した若い「リアルの」「女の子の体」に未練を感じないで済む自信がありません。
彼女達と違って、自分はかつて「持っていた」のです、誰に作ってもらうでもなく、生まれつき自分の物として。
(無意識に) 渇望してやっと手に入れた喜びに溢れた(そしてかけがえのない物として精一杯楽しんでいる)、彼女達とはやはり気持ちが違います。
言ってみれば、気持ちのベクトルが違う。
彼女達にとっての「美少女」は「ミライ」に向かうけれど、
私にとっての「美少女」は「過去」に向かってしまう。
だから、私は「美少女」になりきってはいけないのだなぁ、
そう思いました。
(かと言って美少女アバターを使わないのかと言ったら使うので、これもやっぱり心構えの話ですがw)
魔法少女と魔女
あーー!!!
— YUKIYA⛅サイエンスエデュケーター/バーチャル理科おねえさん🦋🔬 (@VrYukiya) June 29, 2020
わかったかも!!!!
「バ美肉」たちは、
「魔女化することがない魔法少女たち」
なのです!!!!!!!!
そこがリアル女性とはちがう。。 https://t.co/SyC6f3eFFJ
リアル女子の「少女」は、しんどさを内包します。
なんなら、リアル少女たちはみんな、生理を迎える時に「いつまでも「こども」でいたかったなぁ」と、たぶんうっすら想います。
でも、もう戻れない。
だから開き直って「JK」とか「女子」とかを全力でやります。
「魔法少女まどか☆マギカ」の魔法少女達がもう人間には戻れないがごとく。
それなのに、
かといっていつまでも「女子」でもいられない。
「女子」は強制卒業させられる。
上手に「女子」を卒業出来なかったら、魔女になってしまう。
・・・
「人工美少女」の「バ美肉」さん達は、「魔法少女化」の切なさも、「魔女化」のやるせなさもありません。
ただひたすら、どこまでもいつまでも【美少女】です。
それが私は少しうらやましい。
いつもとても眩しく彼女たちを眺めています。
もちろん、そこには、私には伺い知れない、リアル「男性」の苦しみを内包しているのかもしれません。
歌ってみた
そんなことを色々考えていたら、〆切り当日の深夜23時になっていました。
「やらなければ始まらない」が国是の (※有名Vtuberねこますさんの言葉です) 個人勢Vtuber。
腹を決めて歌ってみることにしました。
いざ歌ってみると、
なんというか「肯定」のメッセージに溢れた曲でした。
言葉にすると「これがわたしだよ」という感じのメッセージ。
反感も、悩みも感じることなく楽しく歌えている自分がいました。
でも、曲流してみたら、
— YUKIYA⛅サイエンスエデュケーター/バーチャル理科おねえさん🦋🔬 (@VrYukiya) June 29, 2020
とても楽しい気持ちになる曲なので
細かい事気にせずに曲に引きずられて歌えましたw w (*≧∀≦*)
このあたり気が向いたらnoteにでも書きますかね
(気が向かなかったら書かない)
ともかく、ねむちゃんには感謝なのですよ(*´∇`*)
やっぱり何事も「やらなければ始まらない」
間に合った?! 間に合ってない?!w w
— YUKIYA⛅サイエンスエデュケーター/バーチャル理科おねえさん🦋🔬 (@VrYukiya) June 28, 2020
ねむちゃんの #ココロコスプレ 歌ってみたしたよ!w w
下手でごめんねw w w#歌ってみた pic.twitter.com/EDevVRnZGt
読んでくださっている方に誤解して欲しくないのですが、
私は後ろ向きな気持ちで「私はもう美少女にはなれない」と言っているわけではないのです。
リアル女性の「生」は「少女」だけではないから。
「少女」以外の女性のステージも私は愛したい。皆さんにも愛してほしい。
だから、私はもう「少女」は卒業して、
まだ「少女」を体験していない方達にその楽しさを譲りたいと思います。
私は、少女の次の女性のステージを楽しみたい。
そんな「わたし」も含めて、「自分でいいんだよ」っていうメッセージに #ココロコスプレ って曲は溢れていると思うから。
【新曲&MV公開】
— ねむ⚡公式VIVEアンバサダー【人類美少女計画】 (@nemchan_nel) June 4, 2020
"バ美肉"を歌で世界に届けたい―――
「 #ココロコスプレ / バーチャル美少女ねむ」聞いて下さい!!!
作曲:Kapruit
作詞:ニルス/九泉似亜 + ねむ
MV : 映像クリエイターの遠藤さん
⚡MVフル再生 ⏩ https://t.co/1hg4IvwX62 pic.twitter.com/MqSixvv7BA
「少女」は楽しいですよ。まだの方は是非体験してみてくださいね。
<了>
…おまけ
関連するような話を昔にも書いているので、
もしよかったらこちらもどうぞ(^^)
■美少女とはなんぞやという話
■私が昔から「カワイイ」に対しては感情を拗らせている話(笑)