CL上位卓で実践したイカサマ対策

こんにちは、ゆきや(@Yukiya_pcg)です。

先日行われたCL京都ではDay 1、Day 2ともにルギアVSTARのデッキを使い予選合計12勝2敗で8位通過、決勝トーナメント1回戦で敗北という結果となりました。


ルギアデッキについては既に素晴らしい記事が散見されますので私がデッキの解説するまでもないと感じています。

ただ、せっかくベスト16になったので、何かためになる記事を書きたいと思い執筆することにしました。

今回は私が行った「イカサマ対策」について取り上げます。

noteを楽しみに閲覧していただいてる方には申し訳ありませんが、ネガティブな内容になります。ご了承ください。

また、特定の人物に対して誹謗中傷する目的ではなく、みなさんに安心してポケカを楽しんでいただくための記事になります。

はじめに


さて本題に入ります。

みなさんはどれぐらいイカサマプレイヤーを認知していますか?

多くの人は「自分の周りにそんな人はいない」「そんなことしてるやつなんて本当に少数なんじゃないの?」という意見が多数派を占めると思います。

しかし、ポケカを競技的にプレイしている層だとすぐに数人名前を挙げられる程度には、イカサマがより身近な物だと感じているのではないでしょうか。

明確な根拠はありませんが、競技レベルが上がれば上がるほど、勝ちに固執したプレイヤーは多くなり、勝つためには手段を選ばない人間がいます。

現ポケカ四天王/YouTuberであるサーニーゴ氏も、過去のYouTube動画(5:04~)「(CLの舞台が)ただの手品のお披露目会のようになっている」と苦言を呈していたほどです。


ポケカと離れた例えになりますが、
傘を盗られた経験がある人は多いのではないでしょうか。傘を盗む行為はれっきとした犯罪行為です。それにもかかわらず、多くの人が経験します。

しかし、ポケカのイカサマはどうでしょう。
ルール違反ではありますが、それをしたことで手錠にかけられることもありません。
趣味の範囲であるルールですから、ルール違反がもしバレても社会生活にはほとんど影響がないといえます。

前述した例えから考えると犯罪行為よりもリスクが低い不正行為を働きやすいことは容易に想像がつきます。自分が出た大会に「イカサマ師」がいるかもしれないと思う程度には身近な物だと認識いただけたかもしれません。

そこで私が大型大会でプレイする際に気を付けていること(自分視点)や考えられるイカサマを思いつく限り紹介していきます。

①対戦準備のイカサマ

○相手のデッキ、それ本当に60枚?
相手のデッキが本当に60枚あるかどうか確認する方法として、相手のディールシャッフルをよく観察して60枚ぴったりあるかどうか確認をしていました。
「○枚切りでお願いします」などこちらから見て確認しやすいシャッフルを追加で要求したこともありました。

○スリーブにマーキングがされてないか
相手がディールシャッフルをしているときは、マーキング(傷、折れなど何らかの形で特定できる印をつける行為)されてないかも確認していました。
小さなゴミがついているときも取ってもらうようにお願いしていました。

○準備が終わって試合開始のアナウンスがあるまで相手を見る
対戦準備が終わるとつい気を抜いちゃいがちですが、相手が目を逸らしているときに山札の順番を入れ替えたり、山札と手札を入れ替えるイカサマがあります。

○シャッフルで意図的に最初の手札を操作する
これをされないために、複数の種類のシャッフルを要求したり、追加のシャッフルを要求しましょう。
自分がCL上位卓でやっていた例:
最初にディール8枚切り→ヒンズー、ファローを複数回やる→ディール6枚切り→ヒンズー、ファローを複数回やる→3束に分けて積む→2束に分けて上下逆に積む→上(下)から○枚

②対戦中のイカサマ

○山札を見ているときにカードの順番を入れ替える
これは無意識にやっている人も多いのではないでしょうか。この行為が山札を操作する行為に当たることもあるので、山札のカードをチェックする場合はちょんと上にカードを飛び出させるなど工夫しましょう。


○カードを引くときに多く引く
現在のカードプールではかくしふだや、やりくり、あくの塔など2枚引く効果のカードがありますが、高速で引くことで多く3枚引かれちゃうなんてこともあります。
相手の手札枚数を常に確認しておく、わかりにくい引き方をされた場合は引き方を見やすく要求していいです。

○シャッフルで特定のカードを引きやすくする
これはある程度認知されているイカサマだと思います。重要なのは毎回同じ要求をしないこと(上から3枚など)、いろいろなバリエーションで要求することが大切です。
自分がシャッフルをするときは山札が見えないように。苦手な方はシャッフルをする練習をしましょう。

○カードの効果で山札を上から数枚見た後、山札に戻さずに、手札と入れ替える
これはどういうことかというと、ポケギア3.0やエネくじ、ふしぎなしっぽなどの効果で山札に戻すはずのカードを、相手の目を盗んで手札と入れ替える行為です。

○拾って手札と入れ替える、加える
・カードやコインを落とした際にカードを入れ替える。
・ポケットから61枚目のカードが出てくる。
・カバンの口を開けておき、カバンの中に落としたフリをして別のカードと交換する。

これはCLのジャッジから「カバンの口を閉めるように」とアナウンスされていましたね。
相手の視界外、手札を膝の上に持っていく癖などがついている人は、すぐに直しましょう!この行為をやっている人は本当に多いです。直さないとお互いに気分を悪くします。
カードやコインを落としたらすぐにジャッジを呼びましょう。勝手に拾わない!

○自分の視線が逸れている間にトラッシュから手札に加える
自分山札を見ている間に、トラッシュを見ているフリをして手札に落とす(追加する)。
視線が別の場所に逸れている間に積み込む行為はマジシャンも使っているテクニックです。

○コインの不正
・パストス
・コイン、サイコロを改造して表を出やすくする

公式から発売されているグッズや、サイコロであれば透明な物を使用してもらうのが好ましいです。
コイン、サイコロがしっかり回転されているか確認しましょう。コインを裏から投げてもらうなど要求をする場合は早めに声をかけるように。

○観戦者がサインを送る、リアクションをする
コロナ禍で観戦禁止なことが多く、ポケカを始めたばかりの方はあまり経験していないかもしれません。
観戦者が対戦中の仲間にサインを送って情報を与えることや、知らないプレイヤーの対戦を観ているときに驚いた表情をしてしまいそれが情報アドバンテージになって対戦に影響を与えるなんてことも考えられます。自分がうっかりイカサマプレイヤーにならないためにもフロアマナーはしっかり守りましょう。

③対戦後のイカサマ


○虚偽の結果報告
対戦後は盤面を片付けずにそのままにして結果報告をしてください。
自分が片付けちゃった後に相手が「俺が勝ちました」と偽ってもジャッジは残された証拠を判断材料にします(私も忘れがちなので注意します…)。
Day 1はスタッフに記入した用紙を渡す。
Day 2は記入した用紙を勝利者がジャッジステーションに持って行く。
という形が取られていました。
シティリーグなどではTCGマイスター(ツール)を利用した結果報告が多く使われています。結果報告する際は対戦相手に画面や用紙を見せながらお互いに間違いがないか確認しましょう。

○勝敗を変更する交渉
金品などと引き換えに勝敗を操作する行為などです。

さいごに

以上、自分が気をつけていることや、イカサマの手段を挙げましたが、挙げたらキリがないぐらい様々な手段が考えられます。

文字だけじゃ伝わりにくい部分もあるので、こちらの動画をぜひご覧ください。

長々と書きましたが特別なことはしてないです。相手の行動を注視しておけばイカサマはある程度防げます。

普段から不正行為に気を付けていても、人間なのでプレイエラーでとんでもない処理をすることもありますし、納得のいかない現象が起こることもあります。そういうときはすぐにジャッジを呼びましょう。

楽しく安心してプレイするために、やっていると疑われるような行為をしない、そしてイカサマをされないように自分が注意することが大切です。

ご意見やご感想、追記してほしいことなどありましたら、TwitterのDM(@Yukiya_pcg)まで。

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