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3日間競馬場に行った話 第2回 返り咲け三冠の花

 さて、25日の中山、この日はオールカマーのために朝から列に並びました。
そのときに後ろに並んでいた5歳くらいの女の子と多分そのお父さんの会話

娘「お父さん新聞見せて!」

父「はい」

娘「えっとね、1番と2番と9番が順番で来ると思う!」

お父さん、JRAさん、日本競馬の未来は明るいみたいですよ。英才教育万歳。

僕は英才教育勢じゃないんでわからないですがこういうのも楽しそうですよね。

オールカマーの話しは最後にするとしてこの日気になった馬の話でもしましょう。

この日気になったのは三冠馬コントレイルの半弟でこの日の新馬戦でデビューしたインタクトです。

中山5Rメイクデビュー中山
インタクトと福永祐一騎手
上総ユキヤ撮影


はじめターフビジョン越しに見たパドックはそこまで良い印象はなかったのですが返し馬の時に馬体を見て驚きました。

中山5Rメイクデビュー中山
インタクト(中央)
上総ユキヤ撮影

ツヤ、ハリ、馬体のライン。テレビで見ていたコントレイルそっくりでした。違うものといえば流星くらい。
感動すら覚えるほど美しい馬体です。
馬体は良かったのですが幼さが出てしまったこともあり4コーナーで失速。結果は10着。ただ厩舎のコメントでも「じっくり使って良くなるタイプ」というようなことが書いてあったので今後に期待です。見た感じ適性はマイル辺りかと思います。来年のクラシックに向けてどう化けるか目が離せません。



さて、話はオールカマーです。
この日のお目当てはもちろんデアリングタクトです。さすが三冠牝馬、ひと目見ようとすごい数の人が中山に押し寄せていました。
返し馬でデアリングタクトが姿を現すとスタンドからは暖かい拍手。ファンは暖かい。
スタートからはずっと祈るような心です。
「戻ってこいタクト」

中山11R産経賞オールカマー(G2)
デアリングタクト(中央)と松山弘平騎手
上総ユキヤ撮影


4コーナーを回った段階で中段に構え外から回して先頭に立った瞬間一瞬夢を見ました。
しかしロバートソンキーやジェラルディーナの末脚がそれを許してくれませんでした。
馬群に沈み6着。三冠牝馬は三冠牝馬の娘の前に破れました。


エピファネイア産駒だから早熟だったんだ。
そんなことをいう人もいます。
しかしデアリングタクトはこんなところで終わって良い馬じゃありません。

戻ってこいデアリングタクト。
三冠の花よ返り咲け。

中山11R産経賞オールカマー
デアリングタクトと松山弘平騎手
上総ユキヤ撮影

デアリングタクト、天皇賞秋、あなたが花を再び咲かせるときを僕たちは待っています。

それでは今日も全人馬ご無事に!

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