デッキ解説 - ウルトラ兄弟(2024.11.01)
デッキリスト
コラボ限定構築。
コラボブースター【ウルトラマン ~ウルトラヒーロー英雄譚~】から
プレミアムカードセット【 ウルトラマン 新たな光】までのカードプールで構築しています。
1.概要
所謂、アクセルを使用する白のコントロールデッキ。
名称「ウルトラ兄弟」指定のカードが多い為、デッキの殆どが「ウルトラ兄弟」関連のカードになります。
なるべくウルトラ兄弟デッキとしての動きを最優先に考え、ウルトラ兄弟以外のカードは最小限に抑えて10枚前後としています。
「ウルトラ兄弟」のカードが減れば減るほど、"ウルトラ兄弟デッキとしてのパワー"が落ちていく為です。
2.基本戦略
わかりやすい勝ち筋は《ウルトラ兄弟の父 ウルトラマンケン》の神技で
《ブラザーズマント》をブレイヴした《ウルトラ兄弟 初代ウルトラマン》の2回アタックで一気にライフを削りに行くことです。
上記を基本として、系統に勇傑を持つウルトラ兄弟なら誰でもマントをブレイヴしてフィニッシャーになれることは覚えておきましょう。
場合によっては初動である《ウルトラ兄弟 ウルトラマンタロウ》にマントをブレイヴして早々にアタックを仕掛けるプランもあり、状況に応じた判断が必要になります。
3.軽減シンボルの考え方
バトルスピリッツの定石として、まず"軽減シンボルを置く"というのがありますが、ウルトラ兄弟デッキにおいてはその"定石通りの動きをしない"ことを要求されることがあります。
理由その1
手元から出すことで召喚時に追加効果を得られる《ウルトラ兄弟 ウルトラマン80》《ウルトラ兄弟 ウルトラマンヒカリ》の存在。
この2枚はアクセル効果を使い、一旦手元に置いてから召喚した方がアドバンテージを得られます。
特に80の方は手元からの召喚で2コア増やしてくれるので、一時的に軽減シンボルで損をするけど何も出さずにターン終了し、
アクセル効果を使ってから手元から召喚することで、"アクセル効果で除去した相手スピリットの軽減シンボル"と"召喚時で増えるコア"分アドバンテージを得ることができます。
理由その2
手元のウルトラ兄弟は《ウルトラ兄弟 初代ウルトラマン》の軽減シンボル
単純に手元を増やすだけの行為も、後々の展開の為に軽減シンボルを増やしたという考え方ができます。
これは《ウルトラ兄弟 アストラ》のアクセル効果を使って他に何も出さずにターン終了する、というようなシチュエーションで起こります。
この場合、場に軽減シンボルは置けなかったがオープンで手元にウルトラ兄弟が2枚置かれていたのならば、《ウルトラ兄弟 初代ウルトラマン》の為に軽減シンボルを3個用意できたと考えられます。
【Point】
無理に軽減シンボルを置くくらいなら、あえて何もせずターン終了し相手のアタックに備えて80やヒカリのアクセル効果を構える。
初代ウルトラマンがいるので手元を増やす=軽減シンボルを増やすと考えることもできる。
ただし、軽減シンボルを置かないことで、後の展開が苦しくなる可能性があることは注意。
4.採用カードの解説
・重要なカード群
・自由枠
《ウルトラ兄弟 初代ウルトラマン》
キースピリット
各種アクセルの効果を駆使すれば、2~3枚手元にカードがあることが多いので、場のスピリットや創界神ネクサスと合わせれば軽減シンボルを全て満たして3コアで召喚するのも難しくありません。
思った以上に早期着地が狙えて自身の召喚時効果でコアが増えるのでLv1で召喚後、すぐにLv2以上になれます。
召喚した後3コア以上あるなら攻撃し、アタック時効果を使ってさらにアドを増やしに行きましょう。
(初代ウルトラマンLv2の維持コア2個、踏み倒したアクセル持ちウルトラ兄弟の維持コア1個)
場を返されても80、ヒカリのアクセルやアルテミックシールド等の防御マジックを使用するコアを確保できます。
フィニッシャーのイメージが強いと思いますが、早期着地からコアブーストして増えたコアでセブンを召喚し二の矢で仕留める等、序盤のアド取りに使うこともあります。
《ウルトラ兄弟 ウルトラセブン》
サブフィニッシャー
このデッキ唯一のバーストメタ効果、手元のカード回収効果を持ち、多重シンボルで一気にライフを狙えるカード。
《ウルトラ兄弟 初代ウルトラマン》と違い、手元を軽減シンボルにできないのでコストが重い。
手元が無い状態で召喚しても旨味は無いこと、2枚以上引きたいカードではない為1枚採用。
手元回収は次の相手ターンがありそうなら《ウルトラ兄弟 ウルトラマン80》や《ウルトラ兄弟 ウルトラマンヒカリ》を、一気に決着をつけるなら《ウルトラ兄弟 ウルトラマンレオ》を回収して連続アタックを。
《ウルトラ兄弟 ゾフィー》
耐性付与兼疲労ブロッカー
耐性付与は各ウルトラ兄弟のアタックに対するバースト等をケアできる他、
初代ウルトラ怪獣デッキの《変身怪人ゼットン星人[初代ウルトラ怪獣]》等のネクサスによる妨害もケアできます。
疲労ブロックは低コストでアグロプランを取ってくるデッキに対して刺さり、マントをブレイヴすれば強固な壁になります。
特に重疲労にしてくる緑デッキへの対抗策になる貴重な1枚。
《アイスラッガー》で踏み倒したいスピリットを増やす目的もあります。
ミラージュ用、召喚用で2枚採用。
《ウルトラ兄弟 ウルトラマンジャック》
このデッキ唯一のコア消費無しで召喚できて、ウルトラの父の神託対象になるウルトラマン。
後攻1ターン目のウルトラの父の配置時に神託で2個しかコアが乗らなかったとしても、相手のアタック後にめくってコア3個になり神域を発揮できます。
《ウルトラ兄弟 ウルトラマンA》
単体で装甲を持ってるので、色が合えば強力な1枚。
しかしアタック時のオープンがLv2からなので、発揮するにはフル軽減で出しても5コア必要と重い。
それでもマントをブレイヴできる点、このデッキにはオープンできる枚数が足りていない点を考慮し1枚は必要と判断しました。
《アイスラッガー》で踏み倒したい1枚であり、《アイスラッガー》を起動しやすい1枚。
自由枠なので採用は好みで良いと思います。
《ウルトラ兄弟 ウルトラマンタロウ》
このデッキの影の主役とも言えるカード
序盤を支えるゴッドシーカーであり、最小1コアで召喚できる"マントをつけられるフィニッシャー"でもあります。
召喚/アタック時というのが優秀で、生き残れば複数回オープンして手札を増やすことができます。
ウルトラ兄弟デッキは2枚オープンが多くデッキを掘る力はあまり無いので、タロウのオープンを複数回発揮できるかがカギになります。
なるべくLv2以上で召喚する。アクセル効果やバースト、マジックを駆使する等して大事にタロウを守り抜きましょう。
《ウルトラ兄弟 アストラ》
このデッキのアドバンテージ確保の要のひとつ
上記の通り、初代ウルトラマン専用の最大3軽減シンボル確保が可能。
相手ターンで防御手段が無い時に《ウルトラ兄弟の父 ウルトラマンケン》の神域で踏み倒し、《アルテミックシールド》を探しに行くという動きもあります。
ブロックされない効果は初代ウルトラマンのアタック時効果で《ウルトラ兄弟 ウルトラマンレオ》を踏み倒す動きをした時等に維持コアが足りていれば発揮できることもあります。
《ウルトラ兄弟 ウルトラマンレオ》
手札にあるだけでリーサルプランが増える
特に《ウルトラ兄弟 ウルトラセブン》との相性がバツグンで、
セブンでアタックした後、フラッシュでレオを使いセブンを回復
回復したセブンでアタックし、アタック時に手元のレオ回収
フラッシュで再びレオを使いセブンを回復
アクセル使用コストが払える限りダブルシンボルのセブンで連続アタックすることができます。2枚で成立するコンボなので頭の片隅に入れておくと、不意打ち気味にリーサルを取りにいけます。
初代ウルトラマンのアタック時効果で踏み倒せばそのまま場に出せるので、
Lv2からの自身の回復効果も狙うことができます。
初代ウルトラマン→レオ→初代ウルトラマン→レオの連続アタックで4点取れるうえ、2回目の初代ウルトラマンのアタックでさらに別のウルトラ兄弟を踏み倒せば5点に到達します。
《ウルトラ兄弟 ウルトラマンメビウス》
リーサルを安全に取るための重要カード
フラッシュタイミングで手元から召喚できる為、相手ターンに手札やバースト等の防御手段が尽きたとき最後の手段としてブロッカーにできます。
自分のターンに出してアタッカーを増やす場合はなるべくLv2で召喚してアンブロを付与しましょう。
手元に行くことで始まるカードなのでフラッシュタイミングでコアが余っている、ウルトラの父の神域で踏み倒せるときは優先的にアクセルを使用しましょう。
《ウルトラ兄弟の父 ウルトラマンケン》
このデッキの核にして最重要カード。
このカードの神域を如何に速く達成できるかが重要になります。
神域でアクセルを踏み倒せば踏み倒すほど、本来支払うはずだったコアの分アドバンテージを得られます。
初手に引いていない場合、タロウやアストラでこのカードを探しに行くことから始まります。
神技は勝負を決めに行ける性能ですが、使った後3コア以上乗っていなければ神域を使えないので相手に耐えられた場合一気に不利になります。
使うかどうかの判断は慎重に
《キングスコマンド》
ドローする効果が無く2枚オープンが多いこのデッキで一気にパーツを揃えられる可能性を秘めています。
破棄するカードは《ウルトラ兄弟の父 ウルトラマンケン》の神技でトラッシュから回収できる《ブラザーズマント》やソウルコアを使えば回収できる《ウルトラマンタロウ》が最適。
その他ダブついたカードを破棄しつつ手札の質を良くすることができます。
フラッシュ効果は相手ターンのアクセルの為にコアを残しておくこのデッキなら使えることも少なくないので、状況的に相手が大型スピリットで攻めてきそうなときは使いましょう。
《ウルトラマンタロウ》
何度でも復活しウルトラダイナマイトする
ウルトラ兄弟に煌臨を持つスピリットは居ないので、トラッシュから回収する為にソウルコアを使えます。
このデッキはバウンス耐性に弱く、このカードは8コスト以下限定ですが効果破壊ができるので、相手の「手札、デッキに戻らない」効果を持つスピリットを除去できます。
青シンボルなのでウルトラ兄弟の軽減シンボルになりませんが、その分相手スピリットを除去できるので、自分の軽減シンボルが増えない代わりに相手の軽減シンボルを減らすことができます。
直接手札から召喚することはほぼ無いので、2枚以上引かない為に1枚採用。
《ウルトラマンゼット デルタライズクロー [3]》
このデッキのシークレットフォース
ソウルコア1個でフィニッシャー、防御手段、手札交換、無色化して除去。
このデッキに足りない要素を全て埋めてくれるウルトラやばい1枚。
最初は《ウルトラマンゼット デルタライズクロー》が入っていましたが、単体でダブルシンボルかつドローが足りないこのデッキでは[3]の方が相性が良いと思い採用しました。
ウルトラ兄弟では無いので当然オープンで落ちますが、トラッシュにいても《ウルトラマンジード ギャラクシーライジング》のバリューを上げる為に貢献してくれる先輩思いのウルトラマン。
《ウルトラマンジード ギャラクシーライジング》
白の汎用防御札
相手ターンのフラッシュで駆けつけて破壊されないブロッカーになれます。
このデッキでは2種類のゼットを採用しているので、ライフバーンを止めることもできます。仮に発揮できなくても手札誘発でブロッカーになるだけで十分強く、ブロック時に1ドローもできるので反撃の準備を整えることができます。
《ウルトラマンキング》との相性が良く、キングの神技で相手スピリットを弱体化させて一方的に破壊できます。
形態は違いますがウルトラの父、ウルトラマンキング、ウルトラマンゼロと一緒に場に出てるとジード最終話を彷彿とさせてエモいのも相性抜群。
5.採用候補だったカード
デッキリストと被ってるカードは追加用です。
他にもいろいろあると思うので、組む方はいろいろ試してみてください。
以上です。
ウルトラ兄弟デッキは個々のカードパワーが高いとは言えませんが、非常に奥深いデッキであり魅力もあると思っています。
これからの新規カードにも期待しつつ今回はこの辺りで……
最後までお付き合いいただいたことに感謝いたします。ありがとうございました。
ω・)ノシ