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夏だけじゃない土用の丑の日
10月27日は土用の丑の日です
土用の丑の日って夏だけじゃない。
え。10月は何たべるんだろう。
思い込みで生きてしまって、知らないことが有りすぎる昨今です。
前日友人とうなぎを食べに行き、あまりの美味しさにうなぎについて書こうと思ったら、知れば知るほど知らなかったことに驚きました。
「土用の丑の日」=猛暑が続き、体力が一番落ちるとさせてる日
だから栄養価の高いうなぎを食べるといいと風習にされているのかな。
なぜスーパーフードとしてうなぎが選ばれたか?
きっと旬だからじゃない?
成長期の純真無垢なナンデナンデの気持ちで、今ままでの思い込みを訂正していきます!
うなぎの旬は夏じゃない!
うなぎの旬は天然であれば10〜12月!冬眠に入る今が一番脂が乗ってて美味しい!!
(旬な訳じゃなかったー!!)
今は99%が養殖だからいつでも美味しいようです☆
しかし、
まだ養殖ウナギもなかったであろう1000年以上前の万葉集に、
すでに夏にうなぎを食べる風習が載っています。
石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云う物ぞ うなぎ取り召せ
大伴 家持
(痩せてる君は、夏痩せにうなぎを食べたほうがいいよー!)
生態すらも今だに謎の多いうなぎですが、今回は2点について♬
(うなぎが深海魚ってこともわたしは今日知りました!)
・土用の丑の日ってなに??
・旬でもないのになぜ昔から土用の丑の日はうなぎが食べられるようになったのか??
”土用の丑の日”とは
土用とは、古代中国で考案された二十四節気の四立「立春・立夏・立秋・立冬」の前18日間のことを指します。
土用の丑の日と聞いて「土曜」とイメージされる方もいると思いますが、土用は「土(つち)」という意味が込められています。
これは古代中国の陰陽五行説は、宇宙のものはすべて「木・火・土・金・水」でできていると考えられていました。木=春、火=夏、金=秋、水=冬と季節をイメージして当てはめ、余る土は「季節の変わり目」を象徴するとされています。
このことから、土用とは四季の季節の変わり目の期間を意味するといえるでしょう。
また、二十四節気は太陽の運行を元に定められているため、四立「立春・立夏・立秋・立冬」の日にちは毎年異なります。つまり、土用の丑の日や回数も毎年異なるということが考えらるのです。
広辞苑では土用の丑の日は夏の土用の丑の日をさしてますが、じつは1年に何回もあります!!
2022年の春夏秋冬の「土用の丑の日」はこちらです。
春の土用の丑の日 4月18日(月) と 4月30日(日)
夏の土用の丑の日 7月23日(土) と 8月4日(木)
秋の土用の丑の日 10月27日(木)
冬の土用の丑の日 1月24日(月)
うなぎが食べられるようになったのは夏の土用の丑の日だけ。
なぜうなぎが土用の丑の日に食べる食材にえらばれたのか?
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのにはさまざまな言い伝えがあります。そのなかでも有力なのが、売上不振の続くうなぎ屋を助けるために蘭学者の平賀源内が土用の丑の日に宣伝したことがきっかでという説です。
なんとも、聞き覚えのある販売戦略によるものでした笑
バレンタインは贈り物を贈り合う風習だけど、日本ではチョコメーカーのキャンペーンをきっかけに受け入れられて広まったとの話があります\(^o^)/
だから地域によっては”土用しじみ”や”土用餅”があったりとするようです。
でもこの宣伝効果が1000年以上前から続いてるってすごいですね?!
まとめ
土用の丑の日は暦読みでたくさんある。
うなぎに旬はない、いつだって美味しい!
風習、常識にもそうなったルーツを調べると意外な結果にたどり着きました笑
普通と常識がなぜそうなのか?童心のように問うのはめんどくさくも面白い(*^^*)
今回のnoteはこんな記事でした☆