こちらの女性のお悩み、どう答える?~夫りょういち編~
みなさんこんにちは。
ゆっきぃの旦那しております、りょういちです。
今回の夫婦ブログ、今までとは少し趣向が違います。
いつもなら「妻のゆっきぃから夫である”僕自身”に対する質問」に僕が答えて行くといった内容だったのですが、今回はゆっきぃが実際に相談を受けた内容についてゆっきぃと僕、それぞれの視点から考えて見ようという企画になっております。
まあ割と周りの方から素敵(自称)だとか変態(自称他称)だとか言われたりする夫婦の見解を見比べつつ、皆さんにも素敵変態ワールドを少しでも楽しんでもらえないか?と思っております。
さて、今回ゆっきぃに持ち込まれた相談内容とゆっきぃのお答えがこちらの前回記事 ↓↓↓
どうですか? 読まれました? 凄くないですか? ゆっきぃの答え。
その中でも特に僕に響いたゆっきいの言葉。
それは、
「一回ゆっくり休もうか?」
これです!! これ秀逸です!! 脱帽です!!!
もうこれはね、
愛だと思います!!!
昔からゆっきぃの周りには相談事を抱えた方がホントに良く集まります。そして相談した人は皆明るくなって帰って行くんです。なんだかひと皮むけた顔して。
ホント嫌になります!(笑)
だって僕も一緒に横で相談事を聞く機会がある時にはそりゃ真剣に一生懸命考えて相談に答えてみるんですよ。
でも大抵それを聞いた相談者さんは ”ぽかーん” とした顔になる。
いや、どうしてかは自分でも分かっちゃいるんです。
だいたい僕の意見は極論すぎる。
大抵皆さんの相談事は恋人がどうとか、旦那がどうとか、職場がなんちゃらとか、そんな日常的な出来事。
それに対して僕は「人生とは!」「生とは!」「死とは!」そんな言葉をついつい持ち出してしまう。
そしてそんな極論押しな僕の意見に「まあ、わかりますけど… で、どうすれば?」みたいな。
そりゃそうです。だいたい極論すぎて即戦力がない。効能もない。
でも奥様であるゆっきぃはそんな僕の受け答えに対し、「それが良いんだよ!そんな事言う人なかなかいないよ!お前変態だろ!!」とか言ってくれるんです。
だから今回もそんな感じになっちゃう事うけ合いだけどやっていきます。
僕なりに
愛を届けたい!!!
と思います!!!
さて、前置きはこの位にして、ここでもう一度相談者さんの状況を振り返っておきます。
(※覚えている方は太字の下まで飛ばしちゃってください。)
お悩みを抱えているご本人☞38歳の女性。既婚。お子さんお2人。(上のお子さんは6歳。下のお子さんは2歳。)正社員としてお仕事をされています。
ご主人は44歳。大手会社に勤務。(役職アリ)
お子さんお2人にアトピーがあり、普段の洗濯やお食事、掃除などにかなり気を使われている。
ご主人のお仕事がかなり忙しく、毎日ほぼワンオペ育児。
お仕事に正社員として復帰してから毎日が慌ただしく、忙しい。
とにかく一人では手一杯なのでご主人に家事や育児を一緒にやって欲しいと何度も伝えるも、なかなか伝わらない。
家事の中でできそうなことは何か?と聞いてみたり、どれならやってくれるか?を譲歩して聞いてみたり、なだめたりすかしたりしながら様子を見るもすぐに約束を忘れてしまい、毎日毎日仕事で帰宅がかなり遅い。
3年ほどいろんなことを試みてみたけれど裏切り続けられた。
(誉めたり叱ったりお願いしてみたり…などいろいろやってみたそうです。)
約束を守ってくれたことや、お願いを聞いてくれたことがほぼほぼない。
もうほとほと嫌になって先月離婚届を突きつける。
するとご主人が驚き、やっと真剣に話を聞いてくれた。
ご主人は「なんとか信頼を取り戻せるように頑張る。」と離婚はしたくない意思を表明。
いろいろ家事を彼なりにやろうとするも、奥さんはイライラするばかり。
「そうじゃないのよ。」
「今まで何をみていたの?」
「私がどうやってたか全く知らないなんてありえない。」
ご主人が家事をやろうとすると不満が募る。
そして長年裏切られたという思いから「これがいつまで続くことやら。」と信じたり喜んだりすることがまったくできない。
お子さんがまだ小さいから「なるべく離婚はしたくない」という思いがある。
それと不倫から結婚に至った経緯があるので、それもあって離婚したくない。
せっかく不倫から結婚まで至ったのに。という思いがある。(お子さん2人ともご主人と彼女の間にできたお子さんです。)
けれど、日々ご主人への不満が募るばかり。
いろいろやろうとしてくれているのはわかる。
でも…
…これ、どうしたらいいですか?
話しはここ最近の我が家、藤山家の事から。
僕が仕事を辞めて5年。今現在、その収入源の殆どを奥様のゆっきぃが産みだしているのが現状です。
整体、占い、カウンセリング、ランチ会…etc 多才なゆっきぃは様々な方向から現金を発生させ始めました。
一方最近の僕のもたらす収入はといえば月に何回かの「カレーの会」くらい。(週に3,4回の庭師業も暫くお休みさせてもらう事にしました)
以前は僕が整体店舗の店長として働いていて、その収入一つで我が家が回っていたんです。ゆっきぃは家事全般と子供の世話と僕の世話、いわゆる主婦業でした。
でも仕事を辞めて5年経ち、今思う事があります。
ゆっきぃの収入… ???
5年前、僕の何も制限の無い生活がスタートしました。
最初はホントに何もせずゴロゴロしていた僕でした。が、外に働きにも出ていないのに家事全般をほぼ以前と変わらないペースでゆっきぃがやっている事実に流石に気が引けてきた。
それで思ったんです。
そうだ料理を覚えよう!それも「ザ・男!!」みたいなのじゃなくて冷蔵庫の中身を見て今日は何にしようかなぁ?みたいな「生活密着型料理」だ!!
でチャレンジした結果、、、出来なかったんです、ダメでした。
何故か?途中から僕は気付き始めたのです。
やろうとした「生活密着型料理」にはゆっきぃがずっと1人で回していた掃除や洗濯、幼稚園へ通う子供の環境、生活必需品の買い出し、等々、僕達家族の生活の流れの全て、そんな物凄い量の情報が含まれていたのです。
つまり、生活密着型料理とは家族の生活全ての流れの中にある料理だったのです。
結局、家族の事でゆっきぃの様に莫大な情報量をもともと持ち合わせていない僕がやれたのは結局のところザ・男!!の料理でしかなかったのでした。
まるでゆっきぃという名のグルグル回る首都高速。
その首都高の流れに何処か適当なインターチェンジから合流して次のインターチェンジで降りるだけ。
それは正にザ・男!!の料理なのでした。
つまりお気楽なただの”お手伝い”だったのです。
所で今回の相談事を持ち込んだ女性、もしくは「うちのアホ旦那!全く何にもやらないのよ~」というちょいちょい聞く女性たちの嘆き、彼女達が旦那に求めたもの、それは「ザ・男!!」の料理ではなく「生活密着型料理」だったのではないでしょうか?(いや、普段全く家事全般何もやらない旦那が”お手伝い”してくれるだけでも嬉しい事ではあるでしょうが)
本当は、一緒に考え、一緒に思い、一緒に進行したい、というのが本心なのではないんでしょうか?
たとえ一区間のインターチェンジでも、ただ乗って降りてしまうのではなく、情報を共有して走行して欲しかったのではないでしょうか?たとえ拙い運転であろうとも…
そんな皿洗いであったり、お風呂掃除であって欲しかったのではないのでしょうか?
でも実際の僕の経験上、そんな情報を共有した「生活密着型料理」は難しかったのです。
何故ならばそこにはある一つの絶対に必要なポイントがあったのです。
僕が仕事を辞めて5年が経った今現在。
当然ながら家族と共有する時間も圧倒的に増えました。
家族や家庭環境に対する情報量も相当増えたと思います。
そして、僕はその間に「カレー作り」といういかにも「ザ・男料理」を連想させる趣味を持ち、キッチンに立つ時間も飛躍的に増えました。すると家で使う食材や食器といったキッチン周りの諸々、それと同時に洗濯、掃除、ごみ捨て、そんなゆっきいの首都高の流れを共有して走行する時間も増えて行ったのです。
そして情報を共有して走行する上で僕が気付いた大切なポイント、それはあきらめるという要素だったのです。
僕と一緒に走行する区間が増える度にゆっきぃは様々なあきらめるをしなければならなかったと思うのです。
自分の独壇場であった首都高に他の首都高の走行癖がついた車が入り込むのです。
その癖は男性であったり、雑であったり、のんびりであったり。
それを許容し自分の持っているこだわりをあきらめる覚悟が必要だったと思うのです。
入り込む僕側も勿論そうです。自分が今まで走ってきた外に仕事に行き収入を得て家に帰る、を繰り返すmy首都高とは勝手が違うのです。
慣れないルールも尊重し自分勝手なプライドをあきらめることで初めてお互いに円滑な流れが生まれるのでした。
言うなれば人は皆それぞれの首都高を持っていると思うのです。
それは他の色んな価値観を持つ様々な首都高と微妙に絡み合い、合流を繰り返します、全てと繋がりながら。
単独で成立している首都高などないのです。(※勿論日本の首都高は東京のみですが)
だいぶ前、とあるブログで読んだ記事がとても印象に残っています。それは「悟り」をテーマにしたブログだったのですが、「台風だけを切り取ってみなさい」という禅問答の様な問いかけが展開されている内容でした。
曖昧な記憶ですがそれは次のような展開でした。
台風とは全ての要素から出来上がっている現象である。
気温、風、雲、地形、地球、宇宙…そんな具合に。
つまり台風とは「台風以外の全てから出来上がっている現象」なのだというのです。
そして例えば目の前の「珈琲カップ」もそうであると。
カップを構成する色、素材、土、飲む人、作り上げた会社と働く人々、そしてその親たち… 珈琲カップとは「珈琲カップ以外の全てで出来上がっている現象」なのだと。
そして「私」という現象も。
そうすると考えてしまうのです。
「夫の収入」とは何でしょうか?
「嫁の家事」とは?
「誰」が「誰」の何を手伝うというのでしょうか?
子供の心配もあります。将来の事、収入の事、旦那さんや奥様に対してついついイラッとしちゃう事も。なんたってひ弱な個人なんですから。
しかし、です。
僕達はあらゆる現象と繋がり影響し合い、宇宙をも巻き込む大きな流れに浮かぶ現象でもあるのです。台風や珈琲カップの様に。
だから辛くなった時、人生嫌になっちゃった時、そんな時は大きな流れに身を任せてみませんか?
孤立した個人なんて感覚は幻想です。
なんたって「私」は全てと繋がりあっている現象なんですから。
そう、大きな流れを一瞬でも信頼してみましょう!
わかってます!極論なのは!!
でも僕は、あえて極論から愛を叫びます!!!
「一回ゆっくり休もうか?」
か
か
か
…
…
(宇宙的フェードアウトな感じで)