巨星墜つ

偉大な大学の先輩が亡くなられた

自分は物心ついて年も浅いが、最も優れた都の首長であったと思っている
11年前の震災の日、東京でいち早く動いた電車は都営地下鉄だった、危険も多かったであろう中、氏の決断に救われた人も多かったのではないか

また氏は大局を見るにも優れていた
今日の外交の弱腰さには、さぞ腹に据えかねるものもあったに違いない
人をある一国民たらしめるのは国であり、不自由なく暮らせるのは行政によるものである
高齢になっても国の行く末を案じておられた方であった

最晩年まで筆を執り、今年は3冊の本が出るという
元々雲の上の存在とは思っていたが、実際にそうなってしまった
まだまだ長生きしてもらいたいと思っていたが、太陽はいずれ沈むものだ

衷心より哀悼の意を申し上げる

令和四年二月一日

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