感情エネルギーの使い道
★怒りもエネルギーになるんです★
前回の続き。
時を同じくして、以前から聞いていたスタエフで、産婦人科医:高尾美穂先生の
「お悩みはこうやって整理整頓する」(8月29日放送回)を聴いて、
実際に紙に書き出し、私はモヤモヤを可視化した。
https://stand.fm/episodes/630c3e646c0bb1c56e78aa67
高尾先生が、悩みを3つに分けてお話しされていた。
自分ではコントロールできない、どうにもならない事が、私には当てはまると思った。そして、多少の開き直りと、困難をどうにか乗りこなす術を身に付けてきた自分が、確かにいることを思い出せた。
上記の件で、かなり重苦しい気持ちが薄まりつつ、書き出しながらも、
「出口」としての「怒り」という落とし所を見つけてしまった私の中の炎は、勢いを増していた。
8月30日に行われたYouTube配信「クローズドサーキット」が、火に油を注いだ。
このような人間の心の動きは、珍しいことではない。
例えば、「匿名性を保った立場からの誹謗中傷」や「いじめ」「セクハラ」「パワハラ」等は、分かりやすいケースだと思う。
自身の中でグルグルと渦巻いている、「行き場を探している感情・思い」を自覚せずに、当人が勝手に「流しやすい場」として、そこで消化してしまうというパターン。
今回、私の場合は頭の片隅で自覚していた。結局、私はどうしてもライブへ行きたくて、自分を納得させられる、最もらしい「理由」や「動機づけ」をずっと探していたのだ。
私が行き着いた「最もらしい理由」は
「公式がライブ配信せず、会場の外にいるTMを求めている人達に共有してくれないのならば、私がネタバレで共有しちゃうもんね!」。やってやる!そう思った。火は燃え上がっていた。
私はライブに行けない人の為に動いたとかではない。
ライブに行けず、悲しみに暮れている人の為ではなく、
居たかもしれない私自身を救済したかったのが正直なところだ。
実際に本意でなく行けない人達も多くいることも知ってはいた。
何かひとつのパーツが揃わなければ、私も行けない勢の1人になっていたので、
いたかもしれない行けなかった私を、他人事に思えないという気持ちはずっとあった。もしかしたら、それは私だったかもしれない可能性がある、と思うからだ。
いたかもしれない自分の為に、詳細なネタバレをしようと思った。
もし行けなかったら、きっと私はライブの内容を知りたいはずだから。
「怒り」は強力なエネルギーである。ナイフも包丁も「怒り」も使いよう。
ただし、使い方を間違えないように、誰かを傷つけないように注意はしよう。
沸々と湧き上がる「怒り」が私を動かす推進力になった。
俄然やる気が湧いてきた。怖くて怯えていた私はもういなかった。
やるなら徹底的に!とばかりに始発で現地へ向かい、長時間の待機列にも耐え、無事にグッズを買い込み、横浜での朝食を楽しんだ。
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夕刻になり開演時間が迫ってきたので、会場へ向かった。
ロビーへ行き、フライヤーをみつけ、その内容を目にして、私は固まってしまった。
https://twitter.com/takaran55/status/1565978320709521408?s=46&t=AushyBr9SlSNSA7xb1T
なんということだろう!!!
今までライブ配信のお知らせが無かった理由は、ライブ配信があるからだった!!!!!!
私が想像していた、いわゆる普通のライブ配信ではなかった。加入者の多い衛星放送での独占放送である。
しかも、放送終了後にはアーカイブで1ヶ月も配信が観られるという!!
私の想像の遥か上を軽々と飛び超えていく、
ずっと追い続けてきたTMNETWORKらしいTM NETWORKの姿がそこにはあった。TMは、私の好きなTMだったのである。
怒りのパワーで拳を(心の中で)振り上げながら、会場まで辿り着いた私は、
どんな顔をしたらいいのか、自分でも分からなかった。
配信があると事前に分かっていれば、私はここにはいなかったはずだから。
してやられた感が無くはなかったけれど、最後の最後まで焦らされてきたけれど、
やっぱりTMがTMで嬉しかった。そして、パラレル世界な彼等との時差を感じた。
おそらく情報解禁とかそうゆうのがあっただろうし、人が集まらなければ、
観客席に浮かんだ、あの美しい光の海の光景は生まれなかっただろう。
振り返ってみて、自分がこれまで取ってきた行動が、間違っていたとは思わない。
だけど、今回の件で、リアルタイム、オンタイムの速さに慣れることと、現実が動いていくことの
時差をとても感じた。その差をつなぎ合わせるものは「感情」だと思った。
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ライブ後、ネタバレやったるで!宣言を事前にしていたので、
どうしようか迷ってしまった。
後日配信があるとはいえ、約一月後の放送である。
知りたい人へは伝えたかったので、
知りたくない人への配慮も可能な「ふせったー」や自身の音声配信ホームから、
ライブの素晴らしさをポツポツと発信した。
システムに支配されず、あくまでもシステムは利用するツールのひとつとして、
適切な方法を選べば、自由に各自のタイミングで自分にとって必要な情報を入手可能だ。
次回「★ぴあアリーナMMの感想★」へ続く♪