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推し香水レポ Part 3 二王清貞(清綱)

Celes 推し活で選んでいただいた香水が届きました(混み合っているようでちょうど1ヶ月かかりました)。
今までお願いしたものが全て当たり!でしたので、楽しくなってちょこちょこ注文してしまいます。少量お試しできるのが良いですね。
こちとら初心者で何を選んでいいかも分からない状態なので、おススメいただく→試す→香料などを調べるで、だんだんと知識も増えますしね。

今回届いたのは日本刀「二王派」のイメージのものです。
故郷と私をつなぐ心の友といった存在の刀です。
愛刀「二王清貞(キヨさん)」は周防の人で、毛利元就公と同じ時代らしいです。
始祖の清綱も周防の人(鍛刀場跡か?という場所は幼馴染の家の近所)なので、二王全体のイメージ等を Celesさんに送りました。

まずは「二王派」についてざっくり説明。
始祖は清綱。仁王像に巻かれた鎖を清綱の太刀で断ち切って救出したという伝説がある。
鎌倉時代から幕末まで続く刀鍛冶で、刀工の銘には「清」の字を冠するものが多く、作風は一貫して直刃(すぐは)の実用重視の刀が多い。
清貞は(複数確認されているが何代目かは不明)、九州へ鉄砲製作を学びに行き、鉄砲鍛冶としても成功したとのこと(我が家のキヨさんだったら良いなと)。

続いて人物イメージ。
瀬戸内海の波に洗われ潮風を浴び、山も多い環境のため、おそらく屈強(何しろ鎖を刀でぶった切るほどなので)。
日差しが強い地域なので、肌は浅黒く、瞳の色も濃く、黒髪。
瀬戸内気質で基本的には明朗快活だと思われる(銘切りがえらくダイナミック)。
刀鍛冶であり鉄砲鍛冶にもなった頃にはそれなりの年齢になっているのでは。
伝統を守る生真面目さもあるが、偏屈ではなく、新しい技術を学ぶ柔軟さもある。
イメージカラーは海の青、山の深緑(黒漆に細かい螺鈿が施され光の当たり具合により深緑に光る拵えがついている)、僧衣の黒(大和伝系のため)。

そして届いたのが、Comme des Garcons – Amazingreen(アメージングリーン)。
Celesさんの説明文によると・・・
ジャングルのグリーンエナジーを沸騰させるスパイシーな香りと、火花と煙を散らして炸裂するガンパウダー(火薬)の香りを融合させたスモーキーな爆発。ヤシの葉やグリーンペッパーによるワイルドなオープニングからニオイイリス、コリアンダーシード、サイレックスとムスク、ガンパウダーによるアメージングなグリーンエネルギーの爆発を感じさせる独創的な香りです。

もう Celes さんチョイスが・・・神!!
地元はそこらじゅうが山で、自然豊か。
きっとキヨさんも、春には蕨や筍を採り、野イチゴをつまんでいたに違いありません。猪も多いので、狩猟もしたかもしれません。
そして刀鍛冶であり鉄砲鍛冶でもある話からの「ガンパウダー(火薬)」。火薬の香りなんて考えもしなかったのでびっくりです。
かといって奇抜な香りではなく穏やかで、派手さはない直刃の二王に合いますね。
さらにボトルの色が、キヨさんの拵えと同じような黒みがかった深緑!!
こんなにイメージにぴったりなものがあるのかと、白目剥いてしまいそうな感動でした。

実際肌に付けてみると・・・
青草っぽい香りに、少し苦味と甘味が混ざっているように感じます。
甘すぎないグリーンノートというのでしょうか。
草いきれの中、駆けずり回って遊んだ記憶が蘇ります。
そして花火をしたあとのような、焚火のあとのようなスモーキーな香りが漂います。
なんだか懐かしい気持になりました。故郷が恋しいです。
Comme des Garcons を紹介いただくのが二度目ですが、先にいただいた Comme des Garcons 2よりこちらの Amazingreen のほうが甘さ控えめで個性的かと思います。
香り方はおだやかで、いかにも香水付けてる?という感じにはならないです。日常使い、オフィスでも良さそうです。
今もほんわか煙っているような香りがしています。
これはもうボトルで買ってしまいそうです。

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