小さじ2杯のハイランドパーク12年ヴァイキングオナー
ちょっとした空き時間などに、ウイスキーについて調べるのが習慣になりつつあります。
詳しい方のテイスティング記事を読んでいると本当に表現豊かで楽しいです。SNSのグループ投稿も頻繁に上がってきて、知らない銘柄がたくさん出てきて新鮮な驚きがあります。
ある日、タリスカーが好きな人へのおススメで、ハイランドパークが紹介されていました。
ハイランドパークは、スコットランド北部オークニー諸島の中で一番大きなメインランド島の高台にあり、世界最北端の蒸留所だそうです!もちろん自然環境は厳しいんでしょうね・・・。
ということで、分類的にはタリスカーと同じくアイランズですね。島がたくさんあって蒸留所の特徴もまちまちのようで、知っていく楽しみがありますね!
ピートを焚いているのでスモーキーな部類だそうですが、アイラ系のピートとは成分が違うようです。
ヘザーやシダ、コケから成るそうで、特有の香りになるんだとか。いやぁ奥が深い!
スーパーでは見かけたことがなく、初耳でしたので早速調べてみると・・・なんだこのカッコよさ!
まず、箱やボトルのデザインがめちゃくちゃカッコいい!好み!土地柄、歴史的にヴァイキングに所縁があるらしいです。デザイナーの方も祖先がヴァイキングだそうですね。
私はバリバリの東洋人で先祖代々どこにも北方の血は入っていはずですが、なぜかヴァイキング文化、特に装飾品デザインなどに心惹かれます。ヴァイキング遺跡の発掘装飾品を復刻した金具を作り、デザインに取り入れている職人さんに革のポーチやベルトを作っていただいたくらいです。
それにタリスカーが好きなんだからハイランドパークも絶対に好きなはず。
我慢できず、知ってその日のうちに人生初のお酒量販店「やまや」さんへ走りました。一人で行く勇気がなかったので息子を連れて行きました。
洋酒棚にはたくさんのウイスキーが並んでいました。
ハイランドパークのスタンダードボトル、12年ヴァイキングオナーがありました!実物のボトルは平べったく、表面にテクスチャーが付けられ、カッコいい姿でした。一番好きなカラー、オレンジも使われていて一目ぼれです。
そしてなんと!当日朝ハイランドパークを知った際に出てきて、ネット上でもうどこにも売っていなかった限定品「ヴァルキリー」まであるではないか!!
これはもう、呼ばれたとしか思えません。でも手持ちが少なかったので、まずは12年ヴァイキングオナーを購入。ヴァルキリーには、ちょっと待っててね!必ず迎えに来るから!と念を送って帰りました。
その日の晩、さっそく開栓しました。
うわぁ良い香り!バニラっぽい華やかさもあり、スモーキーさは穏やかです。タリスカーのスッとする薬品ぽい感じはあまりなくて万人受けしそうです。
色も黄金色よりは濃く、明るい琥珀色くらいで、見るからに美味しそうです。
口に含むとちょうど良い煙たさとほんのりした甘みで、グラスの残り香もちょうどよい煙たさ。
タリスカー10年よりこってりというか、色々と複雑な印象でした。
で、どちらが好きか?と言われると、どちらも違った煙たさで美味しいので、引き分けです。
数日後、ヴァルキリーを迎えに行きました。レジに持っていくと、なぜか値札より1000円くらいお安くてちょっとびっくり。レシート見ても打ち間違いでなくきちんとヴァルキリーと書いてあったので、売り切りたくて値引き設定されていたのかも。ラッキーでした。
そのうち開栓レポートします。
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