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Eau de Minthe (オードミンテ)の感想

私はミントが好きで、常にハッカスプレーを携帯しています。
花粉症のときにマスクに付けたり、登山中虫よけに付けたり、一年中使っています。
ミントティーやチョコミントアイス、ガムのフレーバーなど、日常生活によく馴染んでいるミントですが、そういえば香水に使われているのを見たことがないなと思いました。
探してみたところ、ディプティックのオードミンテに辿り着きました。

Celes さんの紹介文によると・・・ギリシャ神話の冥王ハーデスと、神の川を司る娘ミンテの禁断の恋のストーリー。軽快なミントに生き生きとしたゼラニウム、香りに深みを与えるパチュリが重なり、印象的なハーモニーに。ミントへとメタモルフォーゼ(変容)されたミンテの悲しくもドラマティックなワンシーンから着想を得たミントを主役にした爽やかなオードパルファン。

香水には、調香師の旅の思い出や、とある場所の風景とか、神話の一節とか、物語性があって良いですね。
香りを嗅ぎながら、想像力をフル動員して情景を頭に思い描くのも楽しいです。
付けた感想は、まずトップからすっきりした清涼感たっぷりの香りです。
地底から出てきて、こんな爽やかな香りをまとった瑞々しい美しい女性に出会ったら恋に落ちないわけがない・・・と納得してしまいました。

でもそこはディプティックなので、ただの軽やかミントではなく・・・土に根付いたような、飛んで逃げそうなものを引き留めるような重い香りもします。
語彙力がないので上手く説明できないです。
シプレ/フゼア調であることは間違いないです。
終始キリッとした媚びない香りで、可愛さや色気はゼロ、ひたすらクールでした。
ゼラニウムはよくわかりませんが、墨汁っぽい、土っぽいハーブ石鹸のような香りがしたので、これがパチュリか!と初めてわかりました。

ユニセックスということですが、どちらかというとメンズ寄りに感じました。
清涼感から、夏向きとのレビューが多いようですが、あえて冬に使ってもカッコいいかなと思います。
好き嫌いは分かれそうですが、私はけっこう好きです。

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