小さじ2杯のラガヴーリン16年
とても人気があり、手に入りにくい銘柄の一つと聞いているラガヴーリン16年。
確かにネット上のボトルはお高いし、洋酒専門店に行っても実物を見たことがありません。8年表記のものは見かけました。
ボトルは買えないので、小分けセットを購入しました。そのうちの一つです。30mlでもけっこうなお値段しましたね。
色はボウモア12年と同じか若干濃いくらい。16年という月日の影響と、樽の違いでしょうか。
公式さんは、シェリー樽熟成原酒は使っていないと言っているらしいのですが、私は多少使っているのでは?と後で感じました。愛好家の方のそういう意見も見かけますし。
蓋つきのグラスに注いでしばらく置き、香りを嗅いでみます。
アイラですよねぇ!というスモーキーな香りに、奈良漬けっぽい発酵したような香り、ドライフルーツのような甘い香りもします。
空きグラスの残り香を嗅ぐと、古本っぽい匂いも感じました。古紙や古い木の香り。樽の匂いですかね?
ラフロイグ10年とかに比べたら、複雑だなぁという印象。
次に口に含んでみると、16年熟成だからかそれほどアルコールがピリッとくる感じは少なかったです。
味わいはボウモアのダーク&インテンス等と似ているように感じました。ドライフルーツっぽい甘さの陰に油粘土のような風味をごくわずかに感じました。シェリー樽?ですかねぇ。
味全体は厚みがあり、こってりしていると感じました。
ボトルはお高いですが、味が濃い分、少量で満足できそうです。
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