【声劇フリー台本】君の顔が見たい
二人がただひたすらイチャイチャしてるだけの二人用台本です。
糖度120%ぐらいでお送りしております。
甘々です。
二人の性別はお好きなようにしてください。
また、台本では「」と【】で読み手を分けて記載しています。
《》には名前を設定しておりますが、読み手の方のお名前に変更していただくとよりお楽しみいただけるかと思います。
『』のお菓子の味はお好きな味に変更してください。
※ご利用の際は利用規則をご一読くださいますようお願い申し上げます。
【利用規則】
◆この台本の著作権は全て影都千虎に帰属しています。
商用・非商用問わずご利用いただけます。
ご自由にお使いください。
利用時のご連絡は任意ですが、ご連絡をいただけますと大変励みになりますし、喜んで影都千虎が拝聴致します。
音声作品には以下を明記するようお願いいたします。
・作者名:影都千虎
・当台本のURLまたは影都千虎のTwitter ID
(@yukitora01)
配信でのご利用も可能です。
配信で利用される際には、上記二点は口頭で問題ございません。
また、配信で利用される場合、台本を画面上に映していただいて構いません。
台本のアレンジはご自由に行いください。
便宜上、一人称・二人称を設定しておりますが、いずれも変更していただいて問題ございません。
◆無断転載、改変による転載、自作発言は絶対におやめください。
【台本】
「ねえねえ、《ユウ》」
【ん? どうかした?】
「好きだよ」
【なんだ、藪から棒に】
「いいや、別に? なーんにも」
「ただ、好きだよーって言いたかっただけ」
【なるほど?】
【よく分からないけど……そいつはどうも】
「どういたしまして」
【ああ、そういえば……さっきコンビニで新しい菓子を買ってきたんだが、食べるか?】
「え? どんなの? 食べる食べるー!」
【新商品らしい。ええっと……なんだったかな】
【ああ、そうだ。『愛と星空で煮詰めた禁断のラムレーズン』味、だそうだ】
「なんだそれ」
【俺にも分からん】
「まあいいや、食べてみたらわかるよね」
「食べよー」
「……美味しい!」
【ああ、これは美味いな】
「ね! 想像の倍美味しい!」
「ねぇ、これどこのコンビニで買った?」
「買いに行きたいんだけど」
【駅前にあるコンビニにあったな】
「駅前かー。こっちのコンビニにもあるかな?」
【探してみればいいんじゃないか?】
「そうだね、そうしてみるよ」
【余談だが、そのコンビニの近くでめちゃくちゃ綺麗な猫を見つけて、思わず写真を撮ってきた】
「え!? いいなー! みせて!」
【ほら、この子】
「うわぁ……本当に美人な猫ちゃんだ……!」
【だろう?】
【でもこの子、このあと、後ろにある塀に登ろうとしてジャンプしたはいいんだが、全然届いてなくて壁に張り付いてた】
「ふふふっ、綺麗なのにドジっ子ちゃんなんだね。可愛いなぁ」
【ああ、本当に可愛かった】
【塀に登るのを諦めた後、何事もなかったようにすました顔で歩いてるところまで可愛かった】
「いいなぁ! 俺もその猫ちゃんに会いたかったなー!」
【あの近くに住んでる子だと思うから、運が良ければ会えるんじゃないか?】
「そうかな? そうだといいなー」
「ああ、本当に可愛い……」
【《リト》】
「ん? なぁに?」
【好きだ】
「…………ッ!?」
「な、なに、突然」
【ん? 好きだと思った時に好きだって伝えたらダメなのか?】
「だ、だめじゃない、けど……急だったからちょっとびっくりした」
「何の脈絡もなかったし」
【そうか? そんなことはないと思うけど】
「いや急すぎだって! そういう話の流れじゃなかったし」
【いいや?】
【《リト》が好きそうな菓子だと思って買ってきたやつを喜んで食べてる姿を見て、『ああ、やっぱり好きだな』って思うのは当然だろう?】
「へ……?」
【それに、猫の話も】
【《リト》は猫が好きだから、喜ぶだろうなと】
【ああ、勿論、猫は俺が好きっていうのもあるが】
【《リト》が嬉しそうにしてるところを見れて俺は満足だよ】
【お前のそういう顔が好きだ】
「な、なにを……えっと、そんな……」
【好きだ、《リト》】
「ひぇ……」
【っふ、あはははは!】
【ああ、本当に可愛らしい反応をしてくれる】
「うっ、この……! からかうなよ!」
【からかってなんかいないぞ?】
【全部俺の本心だ】
「…………うぅ」
【最初のは俺を照れさせたかったんだろうけど?】
【残念だったな】
【逆に、《リト》が真っ赤になる羽目になったな】
「うぅーッ! 全部見透かされてるし!」
「意地悪! 《ユウ》の意地悪!」