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ソバーキュリアス・卒酒

私を知る人は、私を「かなりのお酒好き」なイメージを持っていると思う。まあ、実際、その通りだ。
そんな私が、お酒を飲まなくなって40日経過した。
そして、毎朝、「お酒をやめてよかった」と幸せを噛み締めている。大袈裟に聞こえるかもしれないが、それくらい身体が楽なのだ。とにかく、「生きるのが楽チン」なのである。

これまで、休肝日などインフルエンザで寝込んだ初日くらいなもので、絶不調の1日を除けば、喉が痛くても熱があっても飲んでいた。しかし、本来、お酒に強いほうではなく、むしろ体質的にお酒と余り相性よくないらしく、飲むとすぐに赤くなるし、寒くなるし、眠くなるしというタイプだった。
そのくせ、毎日飲まないと気が済まないのだから、ある意味タチが悪い。
何十年もそんな生活をしていたのに、なぜ、急に飲むのをやめたかというと、なんとなく、「お酒が自分に必要ではないものかもしれない」という考えが浮かぶようになってきたからだ。
年齢的なものが1番大きいのは間違いない。ここ数年で急速にお酒が弱くなり、少量飲んだだけでも、翌日に気だるさを感じるようになっていた。また、飲んでから眠るまでの時間、もっと本を読んだり、柔軟体操したり頭や身体を使う時間にあてたいという気持ちも湧いてきていた。
休肝日なく毎日飲んでいた理由の一つに、「飲まないと眠れない」と言う問題を抱えていたのだけど、最近は、飲むと眠くなっても尿意で起きてしまい、そこで起きると眠れなくなってしまうようになっていた。
意を決して、1日、飲むのをやめたところ、思いの外あっさり眠りについた。一番の気掛かりだった課題がすぐにクリアされたので、禁酒することはあまり苦がなく続いた。最初の頃は、やはり時々、飲みたい気分にソワソワしたりもしたが、それもすぐ感じなくなり、予想外にあっさり今日まで禁酒は続いている。

実のところ、正確には、今日までに2度ほど飲み会があり、それぞれ、ビール中ジョッキ2杯、レモンサワー1杯を飲んだ。1度目は禁酒2週間くらいの頃で、久しぶりのビールはどんな感覚なんだろう、感動するほど美味しいのか、はたまた、全然飲めなくなっているかと興味深々であったけれど、そのどちらでもなく、全く無感動なほど、「これまでと同じ」だった。
2度目は30日ちょっと経った時で、この時も、飲んでいる時は、同じような感覚だったんので、これからも、たまにの飲み会はほどほどに楽しめば良いと思っていたのだけど、しばらくすると激しい頭痛が起こり、それは翌日まで続いた。

これからも、2度とアルコールを飲まないと考えているわけではないけれど、なんとなく自分はアルコールを卒業するタイミングに来ているのかもしれないとは感じている。
そう感じてはいるものの、美味しいお寿司を食べながら飲む日本酒や旅先ではその土地のお酒を楽しむことを手放すのは惜しい。しかし、よく考えるとそんな機会は1年に数回あるかないかなので、その時考えれば良い話だ。

ちなみに、あるアプリによると、毎日ワイン250ー300ml飲んでいたという設定で、」この40日で我慢したアルコールはジョッキ69杯分(実際には6杯飲んだので63杯分)、飲まないことによって摂取せずに済んだカロリーは9897kcalにもなるらしい。

また、気が向いたら進捗状況を報告します。

#ソーバーキュリアス #ソバーキュリアス

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