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月光の恋歌 〜 Moonlight Serenade
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ハハの好きな映画は『グレン•ミラー物語(1954年)』だと聞いたことがあります。私も確か10代の頃に、高松の映画館のリバイバル上映でこの映画を観ました。大抵の映画が二本立てだった頃のお話です。グレン•ミラー役を演じた俳優ジェームズ•スチュアートがハハのお気に入り。スラリと長身の、やさしげで、どこか飄々とした風貌… 私も、彼のファンになりました。いい映画なんです。グレン•ミラーの音楽が素晴らしい、のみならず、素敵な夫婦愛の、そして、やがて切ないストーリーです。

ハハと私は、案外似ている… そんなことに気づいたのは、ごく最近のこと。そのことについては、またいずれ。

グレン•ミラーの曲だから、詞はあとで加えられました。でも、詞も、ほんとに良いんです。甘く甘く美しいラヴソング。作詞はミッチェル•パリッシュ。ナット•キング•コールの名唱で知られる、あの "Stardust" を書いた方なんですね、なるほどです。あゝこの詞も大好き… またいずれ書きましょう。

"Moonlight Serenade" は、bossa nova 風に演奏されることも案外多いけれど、この歌詞を考えるとやはり、スロウでメロウなスウィングが良いなぁ。しかもオリジナルの、グレン•ミラー楽団のサウンドを踏襲した演奏が。とするとここはやはり、エラかなぁ!

月光の恋歌 〜 Moonlight Serenade
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あなたの戸口に立って
わたしが歌うのは 月光の恋歌
そこに立って わたしは待っている
あなたの手のぬくもりを 6月の宵に
薔薇でさえ ため息をつく
月光の恋歌に

星々は輝きに満ち
その光は今夜 どんな夢を見せてくれるの
愛するひとよ 気づいているかしら
あなたの瞳は 星の瞬きでわたしを射抜くこと
あなたに捧げ あなたに歌う
月光の恋歌を

彷徨いましょう 今日という日が終わるまで
夢のなかにある 愛の渓谷で
わたしたちだけの 夏の空には
天上の風が 木々に口づけして

だから、待たせないでね
そっとここへ来て 6月の宵に
あなたの戸口に立って
わたしは歌う 月光を浴びて
愛の歌を あなたに捧げる
月光の恋歌を  


以上、【超•ゆき訳】でした。


映画『グレン•ミラー物語』の当時の予告編を見つけたので、それも貼っておきますね。どうぞ。





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yuki tada
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