もう恋なんてしないつもり 〜 i'll never fall in love again 〜
(あゝかわいい!)としか言いようがないこの曲『I'll never fall in love again』も、バート・バカラックとハル・デヴィッドの共作。まだ幼い女の子同士の、恋バナの情景が思い浮かびます。失恋経験も含め、ちょっとだけ恋愛経験でリードした女の子が、恋の真っ只中にいる友だちに「恋なんて!」と忠告している… けれど結局のところ、明日になったらまた恋しちゃうかもしれないことを白状してしまっている… そんな、あどけないかわいらしさ。
(それにしても <男の子とキスしたら肺炎に> なんて歌詞、COVIDの時代にはちょっと笑えないかな)
ディオンヌ・ワーウィックが歌って1969年に大ヒットしたこの曲。ここでは、グレン・キャンベルとのデュエットで。(この動画でグレンは、原詞の男の子と女の子とを入れ替えて歌ってますね)
《超•ゆき訳》
恋をしたら 何が手に入るとおもう?
あなたの風船を 針で突いて破裂させちゃう男の子
それが手に入るだけ 大変な思いをしてもね
もう恋なんてしないつもり
もう恋なんてしないつもり
男の子とキスしたら 何が手に入るとおもう?
たっぷりのバイキン 肺炎になっちゃうくらいの
そしたら 電話もしてくれなくなる
もう恋なんてしないつもり
もう恋なんてしないつもり
なにがどうしたか わたしには言わないで
わたし経験者だし いち抜けしてせいせいしてるの
がんじがらめの鎖 そこからやっと抜け出て
だからこうして あなたに忠告してるの
恋をしたら 何が手に入るとおもう?
ウソと 痛みと 悲しみだけ
だからね 少なくとも明日までは
もう恋なんてしないつもり
もう恋なんてしないつもり
愛すべきおバカ映画『オースティン・パワーズ2』では、劇中でエルビス・コステロが歌い、作曲者バート・バカラック本人がピアノ演奏するシーンがあり、なんとも嬉しかったことを思い出します。(超おバカ映画だけど!)