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好き=信頼する?
このところ本を読むことへの熱量が半端じゃない。
最初はバイト先に行くまでの通勤電車で読み始めた。それが寝る前の1時間、バイトの休憩時間とどんどん生活を(いい意味で)侵食し、今では帰宅後のマイタイム全てを本に捧げている。
そしてついさっき、長濱ねるさんのエッセイ「たゆたう」を読み終えた。
彼女のイメージは欅坂でアイドルをしていた、ネット上でメンバーいじめの動画が拡散され続けている、そういうイメージだ。つまりあまりよく知らなかった。だからといって読後に「こういう人なのか!」とわかったわけでもない。ただ、どうしても書き残しておきたいことがある。
本当にメンバーいじめするような人なのか?ということ。
ファンからしたらあれは当たり前に事実だよ!という声や、いやいやデマですなど様々な意見があるかもしれない。ただ私は当時の状況や実態を全く知らない。それを念頭に読んでくれたらありがたい。
このエッセイを読むと、彼女があったかくてやさしくて家族や親友、応援している人たちをどれだけ大切に思っているかが伝わってきた。特に好きなのは「おばあin TOKYO」。8年越しにおばあちゃんとの約束を果たす話。貸切の個室お風呂に2人で行ったり、家でまったり寝たり、おばあ念願の歌舞伎に連れていったり。おばあに対する愛に溢れた言葉や行動の数々に、私は家族にここまで愛情を返せているだろうかと今までを思い返した。
そしてやはり疑問に思う。
愛や思いやりを大切にしている人が、誰かを傷つける行為をするのだろうか──。
最近の芸能ニュースやXのおすすめ欄(報われない恋をしている女性のつぶやきが多数…)を見ていると人間関係で最も大事なのは
信頼(しんらい)
これに限るということ。
今まで幾度となく「信頼できる人が好き」と伝えてきたから、ある友人から「ゆきしゃちにとって信頼できることが何よりも圧倒的なんだね」と言われた。人からそう言われるということは、知らず知らずのうちに形を変えて何度も言ってきたのだとわかった。私は信頼を軸に周囲の人との関係を大事にしていきたいし、信頼できない人や情報からは、ためらわずに距離を置きたい。これは身近な人との関係だけではなく、好きな芸能人(推し)と私の関係でも有効だと考える。
冒頭の話に戻るが、私は長濱ねるさんを信頼したい。過去にしたことの真偽はわからないけれど、今の彼女は心がやわらかくて誰かのために今日も仕事を一生懸命どこかでがんばっている。そういう人だと信じたいなってそう思った。
それだけの話なのだが、どうしても書き残しておきたくて書いてみた。
今後も彼女がどんな言葉を紡いでいくのか心待ちにして明日もバイトをがんばろう。