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「Thailand Royal Barge Procession Documentary」から学ぶ王室御座船パレード

原題:Thailand Royal Barge Procession Documentary


ご紹介

今回もまたドラマなどではなく、ドキュメンタリー映画からの紹介です。

今週日曜日(2024年10月27日)に、チャオプラヤー川でタイ王室御座船パレードが行われます。
これは定期的に行われるものではなく、王室に関連する重要な記念日やお祝い事などを祝して行われる伝統的な儀式です。

このドキュメンタリー動画は、2006年にラーマ9世の即位60周年を祝うために行われたパレードの様子をまとめています。

王室御座船パレード歴史

700年前から続くこの伝統は、スコータイ時代かアユタヤ時代に始まったと言われています。
スコータイ時代には、ロイクラトンの儀式として行われていたようです。
そして水上での移動や輸送が重要となったアユタヤ時代では、戦争中に敵に立ち向かうために行われていたそうです。
実際多くの船は戦艦としても使われ、バージやボートは戦争中の武器として使用されていました。
そしてこれらはビルマ軍がアユタヤを攻撃した際に、すべて焼き尽くされたそうです。

その後首都が変わってバンコクになっても続けられていたそうですが、1932に絶対君主制になってからパレードは開催されなくなったそうです。
そして1959年にラーマ9世がロイヤルカティン儀式のためにパレードが復活し、現代まで行われています。

王室御座船パレードの特徴

通常、52隻のバージに、2,000人以上の漕ぎ手が参加します。参加する人たちは、タイの海軍から選ばれ、本番まで練習やリハーサルを繰り返します。
バージは5列になり、中央に王室の船、両側にエスコートや護衛用のバージがチャオプラヤー川を進みます。
彼らは本番数か月間から12回のリハーサルを通してトレーニングされており、ばっちし合った漕ぐタイミングなどから見れる一体感は見どころだそうです。

バージの先頭には、旗を上げたり下げたりしながら漕ぎ手を支持する方がいます。また、後方では両サイドに漕ぎ手が立ち、舵の役割を持っています。

また、各バージのデザインは本当に美しく、金箔や彫刻が使われており、参加者は伝統的なタイの衣装を着ます。
ご一読いただきありがとうございました。

今年の王室御座船パレード

今週末に行われるパレードは、今の国王が在位されてから6回目のお誕生日を祝して行われるそうです。
直近2回のリハーサルは一般の方も見学が可能となっており、当日の混雑を避けたい人はリハーサルを見に行ったりしているようです。

※最終リハが一昨日行われていましたが、急なスコールで中止になり、本日実施されています。
https://www.khaosodenglish.com/news/2024/10/23/rain-bomb-forces-royal-barge-end-practice-reschedules-for-oct-24/

とても貴重なイベントなので、バンコクにいる方は見に行ってみてもいいかもしれないですね。
また、見れなくてもロイヤルバージの美術館はあるので、そちらでバージを近くで見るのもいいかもしれないです。

当日私も見に行く予定ではありますが、混雑の中果たして見れるのか。。。

ご一読いただきありがとうございます。

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