「アナログファミリー」から学ぶタイの大晦日と正月
邦題:アナログファミリー
原題:ทีมรักนักหลอก
英題:Analog Squad
あらすじ
中年男性のポンドは、病気で寝たきりの父に会うために20年ぶりに会いに行きます。自分の妻、息子、娘を雇い、偽装家族を作り、父を安らかに見送ろうとします。
大晦日にバックパッカーの聖地「カオサン通り」で過ごす様子が描かれていて、
楽しそうですよね。
ただ実は、タイではお正月を年に3回お祝いするタイミングがあります。
1月1日の正月、中国の旧正月「春節」(1月下旬から2月上旬)、タイの旧正月「ソンクラーン」(4月ごろ)です。
一般的な正月(12月31日と1月1日)の休みは比較的短く、中華系タイ人にとっては春節が、そしてタイ全国的にソンクラーンは長めの休みを取ります。
では、短い一般的な大晦日とお正月はどう過ごすのでしょうか。
大晦日の過ごし方
日本と同様に、地元に帰省する方が多いそうです。
元々渋滞が多い国ですが、年末年始は各地で大渋滞らしいです。
また、各地でカウントダウンイベントが行われます。
バンコクでいうと、有名どころで、
・アジアンティーク
・セントラルワールド
・アイコンサイアム
・チャオプラヤー川のクルーズ船
・カオサン通り
・ルーフトップバー
デパートのカウントダウンイベントなどは有名なタレントや歌手が招待されたりします。
今年(2024年)でいうと、アイコンサイアムにBlackpinkのLisa(リサ)が来るらしいです。
地方で言うとパタヤやプーケット、チェンマイでカウントダウンを楽しむ方が多いそうです。
チェンマイでいうと、11月のランタン祭りと同じように、大晦日も少し規模は小さいですが、ランタン飛ばす方が多いそうです。夕方から交通止めされたりするので、車で移動する方は注意が必要です。
ちなみに僧侶は年越し中はお寺で読経や座禅を行うそうです。
お正月の過ごし方
タイの方々は早朝からお寺に出かけ、タンブン(徳を積む儀式)を行います。
日本と違うのは、大晦日にはお寺に行かないことです。
日ごろからお寺に行くとタンブンを行っている方は多いですが、元旦は特に多く、
どのお寺も賑わっているそうです。
また、タイでは「9」が縁起の良い数字とされているのですが、
9か所のお寺を回る方も多いそうです。
年末年始の休みをタイで過ごされるなら、
せっかくなのでカウントダウンイベントやタンブンに参加してみるなど、してみてもいいかもしれないですね。
ご一読いただき、ありがとうございました。