「運命のふたり」から学ぶタイの闘鶏
邦題:運命のふたり
原題:บุพเพสันนิวาส(ブッペーサンニワート)
英題:Love Destiny
あらすじ
現代で交通事故にあってしまった考古学者は、魂が300年前のアユタヤ時代に飛ばされ、高貴な女性の体に入ってしまう。体の持ち主は元々極悪な性格で、周りの人たちから嫌われている存在だった。
周囲の不信を解消しながら、少しずつ魅了していく。
闘鶏について
ドラマの中であまりしっかりとは見せませんが、鶏同士が戦う「闘鶏」という競技が何度か出てきます。
ルールは板って簡単で、リングやアリーナの中で鶏同士が戦い、どちらかが戦えない状態か逃げたときに、勝敗が決まります。
闘鶏に使われる鶏は戦闘能力を高めるための特別な方法飼育されているようです。
また、最近では見かけませんが、昔は金属や布を鶏の爪に取り付けていたそうです。
闘鶏の歴史
闘鶏は古代タイ(旧称シアム)にまで遡ることができ、700年前以上から歴史があるとされています。
アユタヤ時代(1351~1767)とナッタナコーシン時代(1782~)に盛んに行われ、単なるスポーツとしてだけでなく、文化的・宗教的儀式やお祭り、そして王族や貴族の娯楽としても行われていました。
19世紀と20世紀に入ると、の西洋の影響により、動物福祉の観点から批判されるようになり、
現代においては一部の地域でしか見られないようになりました。
この状況について、タイ政府は闘鶏の伝統を守り続けたいと考えており、今でも闘鶏の倫理観について議論が行われています。
ギャンブルは違法!
また、闘鶏はギャンブル好きな人たちに人気です。
基本的には観客が賭けごとをすることは違法なのですが、実際に見に行くと札束を握りながら試合を観戦している方は多いです。
そして警察に見つかると、客はもちろんのこと、取り締まりの対象として運営側も逮捕されます。
以上がタイの闘鶏についてでした。
ご一読いただきありがとうございました。