「アナログファミリー」から学ぶカオサン通り
邦題:アナログファミリー
原題:ทีมรักนักหลอก
英題:Analog Squad
あらすじ
中年男性のポンドは、病気で寝たきりの父に会うために20年ぶりに会いに行きます。自分の妻、息子、娘を雇い、偽装家族を作り、父を安らかに見送ろうとします。
1999年のタイを舞台に描かれており、バックパッカーの聖地「カオサン通り」など身近な場所が出てきます。
カオサン通りとは
バンコクの西側に位置するカオサン通りは、バックパッカーの聖地として有名です。
短い410メートルの通りに、安い宿泊施設やユニークな食文化が楽しめるレストラン、ナイトライフを楽しめるバーやナイトクラブが並びます。
カオサン通りの歴史
カオサン通りの「カオ」は「Khao=お米」から来ていて、1890年代はお米を取引する場所として米問屋がたくさんあったそうです。
その後洋服や靴、宝石や衣装など、他のものも売られるようになりました。
1982年にはバンコクの200周年に伴い、付近の運河や寺院が整備され、宿泊施設の需要が高まります。住人がゲストルームを提供するようにもなったそうです。
ちょうどドラマもこの頃を描いているからか、カオサン通りでのシーンは一番賑やかです。
そして何より、2000年に公開されたレオナルドディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」にもカオサン通りが登場し、人気が急上昇したとか。
2019年、バンコク都市行政がカオサン通りは国際的な歩行者計画にするために、160万ドル投資すると発表したそうです。
その後コロナで外国人観光客は0に。色んなイベントを通して戻そうとするも、第2波、第3波と、コロナの影響で外国人観光客を増やすことができず、
政府はお店をすべて閉じるように伝えたそうです。
カオサン通りの今
少しずつ観光客が増えてきたからか、カオサン通りの活気は少しずつ戻ってきているのではないかと思います。
ただ物価の高騰のせいなのか、宿泊施設は以前ほど安くはないとは聞いてます。
ただ色んな国際的な料理が楽しめること、衣類やお土産品が買えること、タイマッサージを体験できることには変わりないです。
そして何より、王宮や博物館、寺院など、他の観光地が近くにあるので、寄るにはちょうどいいところなのかなと思います。
ご一読いただきありがとうございました。