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「マスター・オブ・ザ・ハウス」から学ぶタイのメイドサービス

邦題:マスター・オブ・ザ・ハウス
原題:สืบสันดาน
英題:Master of the House


あらすじ

裕福なダイヤモンド王が突然謎な死を遂げ、残された家族間で権力と遺産争いが始まります。誰が最後に権力を手に入れることができるのか。そしてダイヤモンド王は誰に殺されたのか。

今年にNetflixで配信が開始され、USランキングのTOP10にも入った作品です。

タイのメイド制度

ドラマの主人公はダイヤモンド王の住む家で働くメイドさん。
ダイヤモンド王とその家族が住む豪邸には、他に十数人のメイドさんやドライバーさんなどが住み込みで働いています。
海外の映画やドラマでも大豪邸に住む大金持ちはメイドさんを雇っているイメージがありますが、
タイではごく一般的にメイドサービスが利用されています。
在タイ日本人の多くもメイドさんに仕事を依頼しているようです。

タイでメイドさんは「アヤさん」か「メーバーン」と呼ばれていて、雇用形態としては「通い」と「住み込み」の2種類あります。

「通い」は雇用開始前に勤務日や時間、そして仕事内容を決め、その通りに勤務してもらうパターン。
「住み込み」はメイドさんのお部屋を用意し、お願いした仕事をしてもらうパターンです。

昔はメイドさんが地方からくることが多かったため、「住み込み」が多く、20~30年以上前に建てられた家にはメイドさん用の部屋がついていることが多かったようです。

今は、メイドさんも複数の仕事を掛け持ちして働いていることもあり、「通い」が多くなってきました。

メイドさんの仕事と給与

一般的には家の掃除や買い物、洗濯、料理、お子様の送り迎えなどがありますが、基本的には雇う際にご自身とメイドさんと話し合って決めます。

メイドさんの相場は依頼する仕事内容や家の広さ、業務時間などで変わってきますが、
通いであれば:2,500~10,000バーツ(約10,000~42,300円)/月
住み込みであれば:12,000バーツ(約50,700円)以上 /月
もちろん住み込みの場合は、メイドさんの食費やライフライン代も雇い主側の負担になります。

また、日本語が話せる方や日本料理が作れる方はもう少し高くなるそうです。

注意も必要

メイドさんに仕事を依頼する際に、注意ももちろん必要です。
思っていたように綺麗にしてくれていない、金銭トラブル、盗難、無断欠勤や遅刻など、色々あるようです。
貴重品は金庫に入れる、丁寧なコミュニケーションを取る、など、日ごろから信頼関係を築くための努力は必要そうです。

大事な日本語の書類をテーブルに置いてたら、日本語が読めず捨てられていた、などあるみたいです。
メイドさんに何から何までお願いするのではなく、最低限自分でやるのも大事ですね。

以上、タイのメイドサービスについてでした。
ご一読いただきありがとうございました。


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