2018年まとめ (音楽)

●今年一番刺さったバンド。

DEZERT 【TODAY 】

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2016年のVJS(VISUAL JAPAN SUMMIT)で初めて見てからずっと気になっていて、2017年にMUCCの「えん」というアルバムに、『アカ』で参加。「えん 」ツアーにも参加。
元々、グロテスクな世界観な曲や、暴れ曲が多く、メンヘラファンが多い印象だったし、実際にボーカル千秋の破壊的メンヘラ感がウケていたのだと思う。が、今年彼らが発表したアルバム『TODAY』はまず暴れ曲がない。メロディアスで聴きやすく、千秋の書く詞からも攻撃的な言葉は見当たらない。希望や自分の内面を良く見つめて書かれた曲たちなのかなと素直に感じた。
https://youtu.be/-f3GG_1TPrc

今まではバンドもライブも壊すどうしようもないボーカルだと千秋のことを認識していたのでこんな繊細な音を作るんだなって正直驚いた。

アルバムリリースとともに沢山の雑誌やメディアのインタビューに「DEZERTは変わりましたね。変わろうとした。」と答えているのでそれが全てなんだなと思う。
http://news.line.me/articles/oa-rp67031/476e7fc55f21

古参ファンからは賛否を呼んでいるみたいだけれど、私は変わった後の彼らの曲とライブが好きになったのできにならない。(今までのが良かったとか、変わっていくのが寂しいという気持ちは私もよくわかる)
ライブは…まだ不安定なのかもしれないけど、この『TODAY』はとても良い。とても好き。

「Hello」
https://youtu.be/gv229B3RDgg

「蝶々」
https://youtu.be/nOizGbHT8tQ

「浴室と矛盾とハンマー」
https://youtu.be/brGCau0VRvA

このアルバムが出来上がって売り出すためにどうしようか、と考えていたタイミングでマーヴェリックに所属することになって、今まさに売り出されている途中だけど、それが彼らにとって活動しやすい環境だといいなぁと願うばかりです。

●今年のアルバム

lynch. 【XⅢ】

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https://youtu.be/xNKAzF1vv3Q

lynch.がまたひとつ高いところへ上がったなーと。
これまでの激しい曲というよりは、古き良きヴィジュアル系の最新系をやってる感じ。古くささはないけど、昔はヴィジュアル系聴いてたという方に是非聴いて貰いたいアルバム。
FAITHの90年代ヴィジュアル感最高。

the GazettE【NINTH】

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前アルバム「DOGMA」はとてもダークで重い世界観を隙なく作り込んでいたアルバムだったけど、今回の「NINTH」はより聴きやすくなった印象。曲数は12曲あるけど、スッキリとしていて繰り返しずっと聴いていられる。「虚蜩」「その声は脆く」というバラードももちろん健在。
しかし、アルバムラストに収録された「UNFINISHED」が素晴らしい!!
この曲はガゼットからファンへの愛と感謝の曲。

〝過ぎ行く日々を掻き集めては
ありったけの愛が降り注いで
どこまでも ただ信じ
支えてくれた理由を
胸に刺して

走り去った季節の中で
進む道を照らす君は光
言葉じゃ返せない程に
この心は救われていたから

夢を越えてみせる
掛け替えのない君の手を引いて
声にならない願いを未来に連れて
You have my word〟

疾走感とエモさが混じったこの曲にこの歌詞を乗せてライブの最後に歌われてしまうと、流石に泣いてしまう。ファンじゃなくても響く曲なのでヴィジュアル系に偏見のある人こそ聴いてほしいです。

MUCC 【時限爆弾】

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昨年20 周年イヤーを終え、とても短い[有期限活動休止]を経てMUCCがリリースしたシングル。メンバーそれぞれが作詞作曲した4曲入り。

「生と死と君」
https://youtu.be/NpdcdVmfD2o

「TIMER」
https://youtu.be/f_qaBtio6pw

ミヤ曲「生と死と君」は重いテーマながらもライブの中盤に、逹瑯曲の「TIMER」は1曲目に持ってくることが多く、今のMUCCはこんな感じ!と、世界観を示している気がする。
各メンバーのバースデーライブサーキットや、地域収監型ライブを行なっていて、ライブ限定でデモテープを販売、来られなかった人たちの為にデジタル音源化したものと、全公演のセットリストと客入れBGMをSpotifyにて公開している。
MUCCはここへきて有言実行というか、発言からの行動がとても早くなっていてすごい。

さとち曲の「レクイエム」はストリングスが綺麗な悲しい曲。別れの曲かな?と思っていたけど、さとち本人が歌うデモバージョンを聴いた時に辛すぎて泣いてしまった。あまりにも心情を出しすぎていて。この曲をバンドとして直したのは正解だと思うし、サブスクでデモバージョン、アコースティックバージョンを出したのもファンを信用してくれているからかな?とも思う。
聴き比べしてみてください。

レクイエム
https://open.spotify.com/track/1y9nz2TApp0hMPobp6zBff?si=yXXHn0pbTmGk_bDLjXIFvw

(影)レクイエム(DEMO)
https://open.spotify.com/track/0rVSxS7kvowYW6ckgO4Fp7?si=vcxgMyNxRtWt8fT9FYCJIw

レクイエム-Acoustic
https://open.spotify.com/track/5dKYwFktaBrTAcbMQcqUxF?si=ifES6sS-QwuXGcYQ2c7dug


●今年便利だったサブスクリプションサービス

Spotify

色々なサブスクリプションサービスを使って見た結果、Spotifyが一番使い勝手が良く、聴きたい曲が多かった。関連する曲から深掘りしたものも多かった。

バンドがライブ終了直後にセットリスト順のプレイリストを公開しているのが新しく、ライブに行けなかった人も楽しめる良い使い方だと思う。




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