本要約#2:マンガでやさしくわかるレジリエンス
先日、とあるセミナーで初めて「レジリエンス」という言葉を聞きました。
「レジリエンスって何だろう。。」と思って調べてみたところ
レジリエンスとはストレスが降りかかったときに、立ち直るための回復力のこと。
とのことでした。
全然知らない分野だったので、もう少しだけ調べてみようと思い、
「マンガでやさしくわかるレジリエンス」という本を一冊読み切ったので、まとめておきます。
参考になることが一つでもあれば、うれしいです。
(今回も自分のためにまとめたので読みづらい部分はご容赦ください。。)
はじめに:まずは敵を知る!感情の反芻現象
そもそもネガティブな感情は何度も繰り返し思い出しやすい性質があります。(これを感情の反芻現象といいます。)
これは経験あるのではないでしょうか?
もう過ぎてしまったことなのに、昼やってしまった失敗を、夜、家に帰ってまた思い出すというやつです。これは自分も本当によくやってしまいます。悩んだって仕方のないことなのにくよくよ考えてしまいます。あとから考えるとホントに時間がもったいないな、と思ってしまいます。。。
ただ、これは普通のことなので、重要なのはこの現象とどのように向き合っていくか、だと思います。
その解決策のヒントになりえるものを本から3つだけ紹介します。
①感情にラベル付け!
自分のもやもやした感情を言葉にして「見える化」することはストレス軽減に効果があります。他の本でも読んだことありますが、具体的には「筆記開示(エクスプレッシブライティング)」という方法がお勧めです。
私も、仕事が忙しくて悩みが多い時だけやってます。
5分とか時間を決めて、自分が悩んでいること、これからどうなると良いかなどをノートに書きだします。そうすることで、悩みの言語化(見える化)ができます。おそらく日記を書くのも同様の効果を得られるはずです。
書いたものはどうせ他の人に見せるものでもないので、思うがままに書くのですが、これが意外に効果があります。少しオカルトチックな話ですが、一度くらい試してみるのはお勧めです。
②自己効力感を身に着けると自信がつく
この本によると、自己効力感とは「価値ある目標に向かって業務を遂行することができると自己を信じること」です。ちょっと難しいですが、要は、何かを乗り越えた経験があると強い自己効力感を得られるようです。
ただ、日本人は謙虚な人が多いので、うまくいっても「○○さんのおかげ!」とか「たまたま運が良かった!」というように、自分のおかげと思えないから、自己効力感が上がらないようです。この謙虚さは日本人のいいところとも言えますが、謙虚すぎると自己効力感は下がってしまいます。
そのため、何かうまくいったときには「自分のおかげでうまくいった!」と思うように心がけていったほうがいいのかもしれません。
他にも小さな目標を立てて、それを達成していくのも自己効力感が上がります。
③強みを活用できるとレジリエンスが向上する
この本によると「日常の仕事で自分の強みに集中できる機会があると仕事の意欲が6倍も高くなる」そうです。
とはいえ実際には、会社で働いていると、自分の強みが活かせず、苦手な仕事もやらないといけない場面はあると思います。ただこの本が言っているのは「仕事全部に対して自分の強みが活かせなくても、どこか一部でも自分の強みを活用できるシーンがあれば、仕事全体への意欲が上がる」ということを言っています。
どうしても、自分の強みを活かせる場面が今の社内に見つからないならば、部署移動、転職、ダブルワークなど、今の環境を変えていくのも、一つだと思います。
今回「レジリエンス」に関する本をまとめてみました。
勉強したばかりなので、勘違いなどあればご指摘もらえるとうれしいです。