ぐっとくるわたしでいたい~吉田美和さんの紡ぐ言葉~

10代、20代の多感な時期。
いつも音楽とともにいた。
勉強机の上のラジカセ(!😅)で、高校の入学祝いに買ってもらったコンポ(!!😅)で、車の中で、
聴いてきた音楽たちが
今のわたしを形づくってくれたといっても言い過ぎではないと思ってる。

渡辺美里さん、TM Network、大江千里さん、
レベッカ…
大好きなアーティストたちの中で
今日は
ドリームズカムトゥルーの話。

ドリカムに出会ったのは大学生になった年。
耳に残り、口ずさんでしまう、あたたかくて、時には切ないメロディも
吉田美和さんの圧倒的な歌唱力(すげーの一言)も大好きだけど
美和さんが紡ぐ言葉に、ココロが震えた。

美和さんの歌詞の世界は
特別ってわけじゃない
普通の、当たり前の日常。
誰にだってある日常の
なんでもないと見過ごしてしまう些細なことを
こんなふうに切り取って表現して
ココロを打つひとって、他にいるだろうか。

"近くにいるから"と ヤツの誘い
しょうがないから行ってあげる 1時間くらいはかかるかも
ダッシュで身支度整えて 自転車風を切ってぐんぐんこいでる
スカートの裾押さえもせずに 気づいたら必死でペダル踏んでる
(Ring!Ring!Ring!)

夕暮れの競技場 ナイターのライトが灯る
飛び立った鳥の群れ ゆっくり始める旋回
"Megaphone"と"Crisps"を 買い込んできた彼が
オレンジのフラッシュ 背中に連れてる
(彼は友達)

助手席で頬杖ついたまま 一度もこっちを見ない
車線一番右に出て 踏み込んだ
選んだのは あなたなのに その横顔は 後悔してる
(i think you do)

…もう、あげればきりがないんだけどね

そして、ライブで聴いて
撃ち抜かれたのがこれ↓

ねぇ、 どのポケットも 思い出でいっぱいのその服に
あえて 手を通そうよ
もう一度 着てみたら
案外 似合わないことに 気づくかもしれない
だいじょうぶ
最悪の時は もう 過ぎているから
(ねぇ)

はぁ、ほんと、すごい感性。
どこからこの言葉を紡ぎだすんだろうか。

美和さんは
自分へも、他へも、愛がとても深い人だと思う。
みんなが見逃してしまうような
当たり前だったり、些細なことにも
心を震わせ、全身で感じとる人だと思う。
そして、全身全霊で感じたことを
美和さんにしかできないやり方で
圧倒的な自信を持って表現する。

わたしも、
当たり前な、些細なことでも、
感じることをしていこう、
自分の感じたことを受けとめていこうと思う。
そして、
美和さんが紡ぐ言葉に
ぐっときたり
ココロをわしづかみにされたり
ときには涙をこぼしたりするわたしでいたいと思う。

でもね
『あなたのように』を聴いて
実家に電話して母の声を聞きたくなったことや
息子を送った帰り道でタイムリーにかかった
『またね』で泣きそうになったことは
内緒。

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