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マカロンのサブスクから学ぶ来店動機の作り方
定額料金を支払うサブスクリプションサービスは世の中たくさんあります。
今日は「マカロン」のサブスクサービスをご紹介します。
ダロワイヨという老舗洋菓子店が月額1000円で1日1個店頭にてマカロンがもらえるという“My Maca(マイ マカ)”というサービスをやっています。
動画や漫画、コンテンツはサブスクリプションサービスでよく見聞きしますが、お菓子のサブスクというのは私は初めて知りました。
月額1000円のマカロンのサブスク、とても安いし、お得だというのでSNSでも話題になりました。
店舗に来てもらうためのサブスク
このダロワイヨのサブスクサービスのポイントは、「店頭で」1日1個お好きなマカロンをお渡しするという点。
人気の老舗洋菓子店ではありますが洋菓子を買いにお店を訪れる場面って
・来週来客があるから買っておこう
・お世話になった方へのお土産に渡そう
など、特別なシーンが多いのかなと思います。
そんな特別な日【以外】に来店の回数を増やすための施策といえます。
毎日通っていたら必然的にそのお店のことをよく思い出すようになりますし、「ついで買い」もしてしまいそうですね。
サブスクサービスで出た課題をさらに商品開発へ
このサービス、お客様には毎日マカロンを1個店頭でお渡しするのですが
マカロンは、繊細で割れやすいお菓子です。
持ち帰る時に、割れてしまわないように気をつけてもらわなくてはいけません。
月額1000円という破格の設定にしているため毎回丁寧な梱包をするわけにもいきません。
そこで、ダロワイヨは「マカロンケース」というオリジナルの缶を発売しました。
かわいい缶に毎日マカロン1個を入れてお持ち帰りいただくというものです。
クレームになってしまいそうな課題をかわいい缶を販売することで売上向上にも繋げました。
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ダロワイヨはコロナ禍の影響で、百貨店の店舗への客足が減りおよそ半分の店舗が休業したそうですが、今日ご紹介したのはこの大変な状況の中で考えられたサブスクサービスです。
店舗で小売をされている方やサービスを提供されている方も応用できそうなサブスクアイデアだなと思いました。
何かの気づきになりましたら幸いです。