コーチングは英語がやっぱり本場?
今日は、コミュニケーション系のオンライン研修を実施したのちに、セッションが2つ。しかも、そのうちの1つは、今後関わりたいと思っている海外のコーチング会社のコーチになれるか否かの英語でのトライアルセッションだった。
数週間前、とある海外のコーチング会社から、日本語と英語の出来るコーチとして登録してみないか?とお声がかかった。気軽な気持ちで「は~い、登録します~」なんて答えていたら、審査過程やオリエンテーションがしっかりとした会社だった。なにより、トライアルコーチングセッションを実施する必要があるという、思いもよらぬハードルがあった。
英語でのコーチングももちろん提供してきてはいるし、国際コーチング連盟の認定も英語で取った。が、オンラインでどの国の人かもわからず、初めましての初対面の様子から審査用に録画されてコーチングセッションを行う、というのはハードルの高さが違う。久々にドキドキした。
設定されたトライアルセッションの時間にZOOMで待つ。
時差的にアメリカの人ではないだろうな、ヨーロッパかな。
あ、でもアジア圏かも。
どうしよう、インド訛りと、スコットランド訛りの英語は苦手なんだけど。
聞き取れなくてダメダメだったら言い訳できるのかな。
なんて不安だらけで実施したトライアルセッション。
ちょいとフランス語訛りの方だったが、楽しく終わった。
恐る恐る、「私の英語のコーチングってどうだった?」と聞いてみたところ、「何言ってるの、すごく色んなことを考えさせてもらって、メモ沢山取ったわよ」とお墨付きをもらえて一安心。
結果はどうであれ、ひとまず ヨカッタヨカッタ。
そして、毎回英語でコーチングセッションを行う度に思うのだが、
コーチングってやっぱり英語でやる方がしっくりくるなぁ・・・
ちょうど今日の研修はコミュニケーション系だったので、信頼関係の築き方(ラポール形成)に加えて、オープンクエッション(拡大質問)と、Yes/Noで回答できるクローズドクエッション(限定質問)の違いをみっちり説明してきた。
オープンクエッションは、簡単に説明すると5W1Hを使う質問で、相手が話しやすくなるし、多くの情報も引き出すことが出来る。とても有用なスキルなのに、意外と知られていない。
例えば、こんな違い
クローズドクエッション ⇒ オープンクエッション
ご飯は食べましたか? ⇒ ご飯は何を食べましたか?(What)
友達と食べたんですか? ⇒ 誰と食べましたか?(Who)
昼に食べたんですか? ⇒ いつ食べましたか?(When)
特に仕事では日本語はどうしてもクローズドクエッションの方が多くなりがち。その違いに気づいてもらうことや、5W1Hの入った文章に作り替えてもらってみることに苦労する。
一方で、英語はもともと5W1Hの問いかけが作りやすい。
以前もnoteで書いた気がするのだが、子どもの頃から英語圏では5W1Hの問いばかり受けている気がする。よって、違和感なく、普通の会話の中で自然にコーチング的会話が成立するなと思う。
海外で生活をしていると、めちゃくちゃ頭が疲れる。
なぜなら、5W1H攻めにあい、いつも自分が何を思うのかを考え、言語化して、伝わるように話さなければならないからだ。
どうしてこんな言語の違いが生まれるのか。
本当は、ここで調べた結果まで書くのが満点なnoteなのだろうが、今日は気づきまでで終了します(笑)
コーチング的な会話のやり方が、日本語でももっと自然になると良いな。
特に(昨日のnoteの続きではないが)、管理職等の方々に学んでほしい。
そうすれば、色んな会話が深まって、楽になることも沢山あるだろうに。
そんな対話スキルについて、色々と考えてしまった1日でした。