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我々はUFOが現れるのを待っている
「宗教」って聞くと、どこか危なっかしいイメージを持つかもしれない。
オウム真理教、幸福の科学、エホバの証人、果てはキリスト教、仏教だって。
日本人が割と無宗教だからかもしれない。
でも個人的には、その対象が何であれ、妄信したり取り憑かれることは、あまり苦手も嫌悪もない。
日々生活するなかで、程度こそあれども、どうしてもうまくいかない、望むようにいかないことは往々にしてある。
やっぱりヘコむだろうし、ヘコむと無為な時間を過ごして、より「あーあ」みたいな感じになってしまったりする。
そうなると何かに「すがりたくもなる」。
今をちゃんと生活するために。
「すがりたい」と言ってしまうと重く感じるかもしれないが、なんてことはない。
それは音楽だったり、アルコールだったり、日本人の生活の中に普通にあるものだったりする。
ところが、それが他の人の頭ではなかなか理解できないモノ・コトにすがりつくケースもある。
宗教だったり、UFOだったり、ドラッグだったり。
危なっかしく見えるね。
実際、いき過ぎるとアウトだし。
でも大雑把に言うと、すがりつくためのツールとしては一緒でしかないと思う。
音楽も、アルコールも、宗教も、UFOも、ドラッグも、復讐も、白馬に乗った王子様も、美人な処女だって。
別に何にすがってもいいじゃない。
あんまり人に迷惑かけんなよってだけ。
別に他人に理解されなくたっていいじゃない。
今自分がちゃんと生活するために必要なんだから。
法律だって、常識だって、正論だって、完璧じゃないし。
それに囚われて今の自分を潰すことの方が
よっぽど悲しい。
別にドラッグも個人的にはあまりアウトだとは思っていない。
国が違えば、合法。
タバコやアルコールとの境界線なんて曖昧でしょう?
身を壊す人であふれかえるのが見えているから
規制されているだけでしょう?
公共の利益を優先しているだけに過ぎない。
だから僕は私的利益のために法律を無視するし、
ぶん投げて壊す用のスマホをわざわざ買ったりするよ。
あんまり人に迷惑かけんなよってだけ。
気は違っていない。
みんな、そういうフリをして自分を守ろうとしているだけ。
長澤知之の「ムー」を聴いて思ったことを。
(歌詞も合わせて聴いてくれ)