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不動産屋が教える!退去時のトラブルを防ぐためにやるべきこと
皆さん、こんにちは、お疲れ様です、はしもとゆうきです。
賃貸物件を退去する際、予期せぬトラブルに巻き込まれないためには、事前の準備が重要です。特に、原状回復費用や敷金返還についての知識を持っておくことで、不当な請求を防ぐことができます。本記事では、退去時のトラブルを防ぐためにやるべきことを詳しく解説します。
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1. 「原状回復費用」はどこまでが滞在者負担?
賃貸契約では、退去時に「原状回復費用」が発生する場合があります。しかし、すべての修繕費用を借主が負担するわけではありません。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づき、借主負担と貸主負担の基準を確認しておきましょう。
借主が負担するケース
タバコのヤニ・臭いによる壁紙の変色
故意または過失による傷や汚れ(例:落書き、カーペットにこぼした飲み物のシミ)
設備の破損(例:エアコンのリモコンを紛失、ドアノブの破損)
ペットによる損傷(例:柱の引っかき傷、フローリングの汚れ)
貸主が負担するケース
通常使用による経年劣化(例:家具を置いていた跡、日焼けによる壁紙の変色)
10年以上使用した壁紙やフローリングの張替え
経年劣化による設備の故障(エアコン、給湯器など)
2. 退去前にやるべき写真撮影(壁・床・設備の傷チェック)
トラブルを避けるために、退去前に部屋の状態をしっかり記録しておくことが重要です。特に写真や動画を撮影し、証拠として残しておくことで、不当な請求をされた場合に反論材料として活用できます。
撮影すべきポイント
壁・床・天井の状態:キズや汚れがある場合は、アップで撮影
設備の状態:エアコン、給湯器、キッチン、トイレなど
収納スペースの内部:クローゼットや押し入れの中も忘れずに
玄関・ベランダ・窓枠:劣化や汚れがあるかを確認
鍵の返却前の状態:すべての設備が正常に機能しているか記録
3. 「鍵を返したら終わり」ではない!敷金返還の交渉方法
敷金は、退去後の原状回復費用を差し引いた上で返還されるお金ですが、不当に多く差し引かれるケースもあります。そのため、敷金返還の交渉方法を知っておくことが大切です。
敷金返還の流れ
退去立会い時に費用の説明を受ける
管理会社や大家と一緒に部屋をチェックし、修繕が必要な箇所を確認
修繕費用について見積もりをもらう
見積もり内容を精査する
ガイドラインに沿った適正な負担割合か確認
不明点や納得できない点はその場で質問する
不当な請求があれば交渉する
退去前に撮影した写真をもとに説明する
ガイドラインを提示し、交渉する
それでも折り合わない場合は「消費生活センター」や「国民生活センター」に相談
敷金の返還期限を確認
一般的に1~2ヶ月以内に返還される
期限を過ぎても振り込まれない場合は、内容証明郵便で請求書を送る
4. 退去前にやるべきチェックリスト
退去時のトラブルを避けるために、以下のチェックリストを活用しましょう。
✅ 契約書を確認し、原状回復の負担範囲を把握する
✅ 退去通知を期限内に提出する
✅ 室内の清掃を行い、できる限り綺麗な状態にする
✅ 破損箇所を修繕・補修する(可能な範囲で)
✅ 退去前に詳細な写真・動画を撮影する
✅ 退去立会いの際に修繕費用の見積もりをもらう
✅ 敷金の返還予定日を確認する
✅ 不当な請求があれば消費者センターへ相談する
まとめ
退去時のトラブルを防ぐためには、契約書の確認、原状回復費用の基準理解、写真撮影、敷金返還の交渉が不可欠です。特に、退去前の記録をしっかり残しておくことで、不当な請求を防ぐことができます。
これらのポイントを押さえ、スムーズに退去手続きを進めましょう。
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▼この記事を書いた橋本悠希はこんな人。
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▼大阪府内の不動産仲介(売買・賃貸)を中心に手掛けてます。