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障害者手帳カード化

高校生の時から身体障害者手帳を持っている私。
真っ赤な使いにくい大きさの手帳を、かれこれ何年使ってきただろうか。
ボロボロになって、役所で時々見せる度に更新しないか?と声をかけてもらっていた。

数年前かな?東京都に次いで神奈川県でもカード化が始まったのは知っていた。
証明写真が勿論必要で。
でもわざわざそれだけの為に撮りたくもない。
免許更新の時に撮ったやつを持って、ついにカード化の申請を昨年12月にしてみました。
2ヶ月くらいかな、出来たとお手紙が来た。
近いうちに取りに行こうと思うの。

使いにくい手帳だったけど、なんだか不思議と愛着もある。
ボロボロになっても私にとっては大切な物。


取得する時はね、すごい嫌だったんだよ〜笑
この私が障害者だと?!弱者にならなきゃいけないなんてって。プライド高すぎて今となれば笑ってしまうけど、認める事が出来なかった。
デートする時に映画代や高速代が半額になったりするのは嬉しかったけど、そんなに体が悪いなんて絶対認めたくなんかなかったんだよね。
弱さを認めたくなんて無かった。

有難いサービスは受けられるのは今後も変わらない。
税金やら、半額やら、なんとか割引やら、雇用枠も一般と障害者ダブルでいけたりね。
けれどだからと言って、私という人間の理解が周りに得られたのか?と聞かれるとそんな世の中でもなかった。
今はほんの少し、理解が得られる程度じゃないかな。
いつでも優遇されるのは精神障害者だよ。
身体はそこまでかなって感じ。


最近外来で、攻殻機動隊の世界と同じ全身義体にしたいんだけど先生まだ?って聞いてみたんだよ。
「そんな世界来るわけねーだろ?!」って言われて爆笑しちゃったんだけどw
別に私は公安に勤めたいわけじゃない、草薙素子みたいな体が手に入れば一生病気なんか治らなくてもいい。
壊れたところを治してと言っても、私は無理だからだったら義体がどうしても欲しいの。
脳みそだけ移植しちゃえば体は自由なんて幸せじゃないか、スタイルも顔も好きなものに変えられるじゃんってね♡

便利な世の中と感じるようで、そうでもねーなって常々思ってます。
生身の良さは重々承知。
完璧を求めるわけじゃない、普通の体が欲しいだけ。

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