保育園の先生が突然いなくなった話 1

息子の大好きな保育園の先生が突然いなくなった。
今日は○○先生いるかなあ?と毎日言いながら朝、保育園に行く支度をしていた。
はにかむような、恥ずかしそうな顔で、そして実際に保育園にその先生がいる日は嬉しそうな顔で駆け寄って行っていた。
1歳半から通い出した保育園。
息子は引っ込み思案で控えめで、公園に一人でも他の子がいると遊ばない。(本当は遊びたい)
支援センターなど行ったら大勢の子どもがいるのが嫌で(こわくて?)大泣きして、せっかく予約して行ったのに遊ばず帰った苦い思い出もある。
その時にいた職員の人には「大丈夫…?今日はちょっと帰った方がいいんじゃない?」と言われるくらいの大泣き具合だった笑

そんな息子が、2歳半頃から保育園楽しい、と言い出した。
○○先生が好きなの、○○先生と泣かないって約束したの、と推しの先生の話を毎日聞かせてくれる。
ああ、この子にも居場所が出来て、信頼出来る人に出会えたんだ、と心底安心した。
親や祖父母以外に、身内以外に愛される場所ができたんだ、この子の成長を一緒に喜んでくれる人ができたんだ。
それを境に、好きな友達の話もたくさんしてくれるようになった。
保育園でやった事や、その日の出来事。
しまいには保育園早く行きたい、までいう始末、すごすぎる。
タイミング的に転園を考えたりもしていたんだけれど、せっかく慣れてくれたし、信頼出来る先生もいるし、このまま通わせよう、と決めて迎えた2歳児の春。
進級による環境の変化にも特に問題なく受け入れていた。
が…4月が過ぎ5月も過ぎた頃、お気に入りの○○先生が居ない日が続く…
最初は「どうしたんだろうね?風邪でお休みかな?」と言っていたものの、1週間、2週間経つとさすがに「あれ…?」となってくる。
息子も「あれ…?」となってきた3週間経った頃、意を決して他の先生に聞いてみた。

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